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逆境に愛された男。 [小浜島の小話や。]

今の職場の勤務日も残り1日、小浜島での生活もあと5日となりました。

昨年の8月に来て約10か月。
短いようで長かった。
本島の名護での日々を合わせて、沖縄生活は計3年1か月で幕が下ります。



結構長かったな。
こんなに沖縄で過ごすとは当初考えもしませんでした。

思えば2012年晩秋、東京での生活もひと段落してふと思い立って仕事を辞め、北海道に旅立ちました。
一冬を北海道で過ごし、次は夏が来るからという理由一つで、沖縄に来てそこから3年。


心の四畳半を広げたくて、いい年こいてフラフラと彷徨った挙句に、ついに海外に進出を控えて不安と期待に胸を膨らませています。

さて、俺の物語もイギリス編に突入だ!!と意気込んでいた矢先、「英、EU離脱」という国民投票の結果を受けて、暗雲が立ち込め始めました。


単純に円高ポンド安という状況は、これから円資産をポンドに変えるわたくしにとっては、なけなしの円でたくさんポンドが買えるということなので、追い風のようにも思えるが、事はそう単純ではないようにも思える。
というか単純なわけがないよね。


離脱派が勝った一番の要因は「移民」の問題だと認識している。
わたくしは他でもない、その「移民」として行くわけで、つまり神経を逆なでしに行くわけだ。

行ったところで職にありつけるのだろうか。
英国民たちからの風当たりもきついかもしれない。
そもそも、この混乱のあおりを受けてヴィザ自体の発行が取り消しになったりして、渡航ができないなんてことがあるかもしれない。

とかなんとか思ったりもしてます。
狙ったかのようなタイミングのこの事態に、さすが俺、逆境に愛されているなぁと思う今日この頃です。





ま、そんなこといってたってどうしようもないしね。
蓋を開けてみにゃ分からんもんを、蓋を開ける前からあーだこーだ悩んだって仕方がない。
先ず蓋を開けてみる、それが一番。

対応力や適応能力には自信があるし、ドМだし、この逆境を快感に変えていこうと思います。笑





最近BUMP OF CHICKENの「プラネタリウム」の一節がずっとリピートしてるんだげど、要は、つまり、「実在しない星を探す心がプラネタリウム」なんだってことさ。(なんのこっちゃ)




これから夏をエンジョイする「始まる者」と、わたくしのようにここを去っていく「終わる者」との温度差に一抹の寂しさを感じながら、沖縄・小浜島編のエンドロールは流れていく。
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風が吹けば桶屋が儲かる。 [小浜島の小話や。]

先日何とか1週間のお休みを頂き、小浜島から脱出。
久しぶりに沖縄を離れ、内地(本州)の方にお邪魔してきました。

主たる目的は、YMS(イギリスワーホリ)ビザの申請。
本来は今年いっぱいまでに申請をすればいいのですが、申請ができるのは30歳以下の人だけという条件が付く(ビザさえ発行されてしまえば、渡英するのは31歳以降でもOK)ので、わたくしに限っては31歳になる5月某日までに申請を終えなければなりません。

さらに小浜島という離島にいると、なかなか申請に必要な書類やらなんやらが手に入り辛いし、それだけのために何度も内地に出向くこともなかなかできないということもあり、今回の1週間の旅にて必要書類をそろえて一気にビザの申請まで漕ぎ着けようという魂胆でした。


イギリス生活を少しでも楽にするために、今は1円でも多く貯金して残しておきたい。
なのでなるべくお金をかけたくない。
申請するだけでもなんやかんやで10万円近く飛んでいくわけなので、宿泊はネットカフェ。
移動費もなるべく抑えたい。

という考えのもと今回の1週間の一人旅が始まりました。

そうなってくるときちんとプランを立てて無駄なく行動することが求められます。
しかしもともと綿密な旅行プランを立てるのが苦手で、というか立てたくない笑
自由にその時の気分でその時の空気感で縛られることなく行動したいノープラン主義のわたくしですので、いつものように様々のトラブルやロスに遭遇いたしました。

まぁわたくしにとっては最早それも楽しみの一つではあるのです。
これでもし同行者がいれば迷惑極まりない話なのですが笑
だから旅は一人旅に限ります。
良いことも悪いこともすべてをありのままに受け入れる、それが旅の醍醐味です。
おんなじ感覚の人がもしいればまた話は別なのですけど。






ま、そんな話は置いておいて。


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居場所。 [小浜島の小話や。]

どうも、こんにちわ、こんばんわ。

早いものでもう3月です。
海外進出の準備もままならないまま、時間だけが過ぎていく。

ああ、無常。

ようやっと重い腰を上げるべく、本日から英語で日記をつけ始めました。
習うより慣れろ、ということで、文法とか綴りとかの正しさよりも、使い慣れる、喋り慣れる、書き慣れることを目標に楽しくやっていこうという考え。

とにかく書いて、英語が得意な人を見つけて添削してもらいたい、いつか。
そんなノリ。


とりあえず提出物関係はなんとかなりそうなので、あとは英語と軍資金の問題だけ。

金は現状なるようにしかならんので、英語が三日坊主にならないように頑張る。



目指せイギリス!!
待ってろよイギリス!








ところで最近思うことがある。


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緊急事態。 [小浜島の小話や。]

昨日は休みでして、ほとんど寝ていたので全く気が付かなかったのですが、なんと沖縄で雪が降るかもしれないという、緊急事態に陥っているみたいです。



八重山諸島(先島諸島)の現在の気温、9℃

もちろん、九州以北にお住いの方々にしてみればむしろ温かいほうだとは思います。

しかしながら、沖縄本島でさえ、例年通りであれば経験上冬にどんなに寒くても12,3℃前後。
それよりもはるか南方に位置します八重山では15℃以下になることはあり得ないのです。



それがなんと10℃を下回る、9℃
聞くところによると半世紀ぶりの緊急事態だそうです。

海の魚がびっくりして仮死状態になり浜に打ち上げられるという珍現象が起き、さらに噂程度ですが、それを天の恵みだと嬉々として拾い集めるおばさんまで出没する始末。



加えてちょっとした台風並みの冷たい強風が吹き荒れていて、体感的にはもう2,3℃低い気がします。
まさか沖縄で手がかじかんで、手袋がほしいと思うなんて予想だにしませんでした。
強風の影響で波が高く、ここ小浜島とその他をつなぐフェリーも昨日から全便欠航。
僕たち住んでいる人間はもちろん、観光で島にやってきたお客様方も丸二日軟禁状態を強いられています。



そらそうですよ、ニュースを見れば日本中が大寒波に襲われていて、奄美大島で115年ぶりに積雪があり、つい先日まで住んでいた沖縄の名護市で霙や雹が降ったとか降らないとか。。。
とてつもないことです。




地球温暖化だなんだと言われている半面で、むしろ氷河期が近づいていると警告を発する学者さんがいると聞く。
これはいよいよ後者を信じざるを得ない状況ではないか。






とにかくヤバイ!!!ということです。


むろん日本全国規模での大寒波です。
言われなくてもわかっているとは思いますが、皆様お気を付けてどうぞご自愛ください。
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世界進出。 [小浜島の小話や。]

明けましておめでとうございました。

といってももう2月になろうってんだから、今更感は否めませんが笑




もう2016年かぁ。
2015年もあっという間でしたね、毎年恒例の発言だと思いますけど。

2015年は少し動きがありました。
それまで2年間過ごした沖縄本島の名護市を7月に離れて、8月から沖縄八重山諸島の小浜島(NHK朝ドラ「ちゅらさん」の舞台)に生活の場を移しました。

それから年をまたいで2016年1月、つまり今月で半年になります。
小浜島はまぁ、言ってしまえばコンビニもスーパーもない不便なところですが、そんな離島環境にも慣れてきた今日この頃でございます。


わたくしは今、そんな小浜島にある某有名リゾート内にあるイタリアンレストランで働いています。
イタリアンのコース料理オンリーのレストラン。

前回の職場でイタリアンはかじってはいたのですが、そちらはハーフブッフェのレストランでしたし、ワインもフランスのものがほとんどだった。コース料理に関してはフレンチレストランに少しヘルプで働いたことがありますが、こんなにがっつりメイン業務として関わったことはなかったので最初はかなり苦労しました(ワインもイタリアの聞き慣れない品種ばかりだし、ワインに関しては今も正直自信がありません汗)が、今ではある程度様になっているのではないでしょうか。


引き続きこちらで4月いっぱいまではお世話になる予定です。








そして海外進出、、、、、


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知らない事。 [小浜島の小話や。]

俺の知らない事はまだまだたくさんある。


それは当然な事だ。
世の中の全てを知ろうなど、理解しようなどと自惚れたことだ。


俺は今、小浜島にいる。
この小さな島の中でさえも、知らない事は五万とある。

ましてや、知っていることでさえも忘れてしまっていれば世話はない。
そんなこと言いだせばキリはないのだ。



ここは地球という星で、それは宇宙の中にある何千万何億とある星の一つだ。
ここ小浜島では、今までは考えられないほどの星が見える。


ふと疲れて空を見上げた時、そこにあるのは「夜空」ではなく「宇宙」だ。
それくらい感覚が違う。
せっかく来て住んでいる沖縄という地で、仕事ばかりで観光なんかまったくと言っていいほどしていないけれども、それだけでも来た甲斐があると言える。

こんなにも星が見えるだなんて知りもしなかった。
言ってしまえば「当たり前」なんだが、それすらも見えていなかった。

見ようとすらしていなかった。


世の中にはいろんな考えを持つ人間がいる。
そんな当たり前なことですら忘れていた。

自分にとっては自分が正義に他ならないが、他人にとってはそうじゃない。

十人十色。
それぞれの正義がある。
だから争いが起こる。

そんな当たり前なことすら見えなくなっていた。
その現実にどう対処するかは別として、自分自身に傾倒しすぎていた。

もちろん、自分を、自分の正義を曲げるつもりはない。
だか、それを他人に押し付け出した時点で悪だ。

決まってそこからほころび出す。




もういいんだ。
もういい。








今日は酔いすぎたらしい。
シラフの自分がこのブログを見たらどう思うだろうか。



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猛威。 [小浜島の小話や。]

こんにちわ、こんばんわ。

私は今、小浜島にいます。
小浜島は、沖縄本島と台湾の間ぐらい(どちらかと言えば台湾寄り)にある八重山諸島の島々の一つ。
皆さんご存知の石垣島と東洋のガラパゴスといわれる西表島の間にある、小さな島です。

NHK朝ドラ「ちゅらさん」の舞台となった島、と言えば分かる方もいるでしょう。


そんな小浜島を含む八重山諸島は只今、台風13号の暴風域の最中、大変な猛威にさらされています。
草木はしなり傾き、窓は揺れきしみ、轟轟という風の音が鳴りやみません。

台風の影響で本日は臨時休日になりました。
明日は元々の公休日だった為、奇しくも2連休と相成りましたが、周辺の島々との連絡船が今日明日と全便欠航が決定している為どこへも行けません。それ以前に部屋から出ることもできず、完全に軟禁状態。

来たばかりだということもありますが、予測が甘かったせいで備蓄も十分ではなく、明日いっぱいまで果たして持つのかどうか…。


やることもないし、節約のためとにかく

寝るしかない!!笑




反対に本州各地の方々は猛暑に見舞われているようで、水分をよく取り、くれぐれも熱中症などに十分にお気をつけください。



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