知らない事。

俺の知らない事はまだまだたくさんある。


それは当然な事だ。
世の中の全てを知ろうなど、理解しようなどと自惚れたことだ。


俺は今、小浜島にいる。
この小さな島の中でさえも、知らない事は五万とある。

ましてや、知っていることでさえも忘れてしまっていれば世話はない。
そんなこと言いだせばキリはないのだ。



ここは地球という星で、それは宇宙の中にある何千万何億とある星の一つだ。
ここ小浜島では、今までは考えられないほどの星が見える。


ふと疲れて空を見上げた時、そこにあるのは「夜空」ではなく「宇宙」だ。
それくらい感覚が違う。
せっかく来て住んでいる沖縄という地で、仕事ばかりで観光なんかまったくと言っていいほどしていないけれども、それだけでも来た甲斐があると言える。

こんなにも星が見えるだなんて知りもしなかった。
言ってしまえば「当たり前」なんだが、それすらも見えていなかった。

見ようとすらしていなかった。


世の中にはいろんな考えを持つ人間がいる。
そんな当たり前なことですら忘れていた。

自分にとっては自分が正義に他ならないが、他人にとってはそうじゃない。

十人十色。
それぞれの正義がある。
だから争いが起こる。

そんな当たり前なことすら見えなくなっていた。
その現実にどう対処するかは別として、自分自身に傾倒しすぎていた。

もちろん、自分を、自分の正義を曲げるつもりはない。
だか、それを他人に押し付け出した時点で悪だ。

決まってそこからほころび出す。




もういいんだ。
もういい。








今日は酔いすぎたらしい。
シラフの自分がこのブログを見たらどう思うだろうか。