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Unknowing [独り言]

知らない事は気にしようがない、気をつけようがない。

無知であることは悪ではないが、知らない事によって損したり、相手を傷つけたりすことは良くあるのかもしれない。

そういう事がないように、常に様々な情報はインプットし、自らをアップデートし続けなければならない。



今、会社の研修の中で、世の中に未だはびこる「差別」や「偏見」について勉強をしている。

国籍、人種、言語、宗教、性別、年齢、障害、病気などに起因する、様々な「差別」「偏見」が存在する。

歴史の授業があまり得意ではないので、今までピンとは来ていなかったが、それらの多くには、歴史的背景がある。


例えば、ユダヤ人である、黒人である、イスラム教徒である、女性である、LGBTQである、移民や難民である、エイズである、目や耳、手足が不自由である。
ただそれだけの理由で、見下されたり、酷い仕打ちを受けたり、誹謗中傷を受ける。
そうであるというだけで、殺されてしまうことさえある。

この世界は未だ、実はそんな血なまぐさい世の中でもあるというわけだ。



こと日本に限れば、在日韓国人の方々や、女性、障害を持った人々、お年を召した方々に対するヘイト意識が未だ根強いようだ。


「朝鮮人は国に帰れ」
「女性は働かないで家を守るべきだ」
「身障者は大人しくしていろ」
「老害は黙っていろ」

それ以外にもたくさんあるだろう。

そう考えると、男の僕としては、情けないと思う方もいるかもしれないが、
「デートの費用は男が払うべき」とか「プロポーズとか告白は男からすべき」とかこう言うのも、よく考えたら差別・偏見にあたるんじゃないかなと思った。もはやモラハラ?

一昔前ならまだしも、いまは女性も立派に社会進出している。
経済的な差にそれほど違いはないはず。
であれば不公平と言わざるを得ない。


男性は有料だけど、女性は無料、もしくは安い、というな料金体系も未だ存在する。

女性は男性を喜ばせるために存在しているわけではあるまい。
男性も女性に貢ぐために存在しているわけではない。
であれば男性は何に対して、女性よりも多く払っているのだろうか。
同じ楽しい時間を、平等に過ごしているのにもかかわらず。

反対に女性に「(女のくせに)料理もできないの?」とか
子供に「黙って大人の言うことを聞け」とか
非正規雇用の人を見下したり、学歴だったり、日本にはまだまだ差別が山のように存在する。

何も迷惑はかけていないのに、「そうである」と言うだけで嫌がらせや決めつけや見下しをするのは良くない。
その人自身をちゃんと見ていない。
勝手にカテゴリ分けして、そのカテゴリごとの偏見をあたかもその人自身のことのように言うのはダメだ。

学歴が低くても、派遣でも、立派に責任感を持って働いてて能力の高い人はたくさんいる。
子供でも大人よりしっかりしている子もいれば、男の人でも料理や家事の方が得意な人もいれば、ガンガン働いてお金を生み出すキャリアウーマンもいる。
カテゴリ的にはスペックが高くても迷惑極まりない人もいれば、社会的に高い地位にいる人が犯罪を犯すことだってある。

十人十色。人それぞれだ。

LGBTQを自覚する人が増え、様々な色の肌の人が増え、様々な宗教、人種、民族が日本に入り乱れるようになった時、そういう意味で言えば後進国であるこの国はどうなるのだろうか。

日本国民の多くが、こういうところに特に疑問を持たず、甘んじて受け入れている現状では、こういう話はまだ早いのかもしれないが、確実に波は来ている。

日本を代表するスポーツ選手や芸能界を見てみても、もう始まっていると言わざるを得ないが、今後もっともっと増えてくる。


もう無知であり続ける事はできない。

この国は拳銃が使えないだけまだマシなのかもしれないが。
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