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風が吹けば桶屋が儲かる。 [小浜島の小話や。]

先日何とか1週間のお休みを頂き、小浜島から脱出。
久しぶりに沖縄を離れ、内地(本州)の方にお邪魔してきました。

主たる目的は、YMS(イギリスワーホリ)ビザの申請。
本来は今年いっぱいまでに申請をすればいいのですが、申請ができるのは30歳以下の人だけという条件が付く(ビザさえ発行されてしまえば、渡英するのは31歳以降でもOK)ので、わたくしに限っては31歳になる5月某日までに申請を終えなければなりません。

さらに小浜島という離島にいると、なかなか申請に必要な書類やらなんやらが手に入り辛いし、それだけのために何度も内地に出向くこともなかなかできないということもあり、今回の1週間の旅にて必要書類をそろえて一気にビザの申請まで漕ぎ着けようという魂胆でした。


イギリス生活を少しでも楽にするために、今は1円でも多く貯金して残しておきたい。
なのでなるべくお金をかけたくない。
申請するだけでもなんやかんやで10万円近く飛んでいくわけなので、宿泊はネットカフェ。
移動費もなるべく抑えたい。

という考えのもと今回の1週間の一人旅が始まりました。

そうなってくるときちんとプランを立てて無駄なく行動することが求められます。
しかしもともと綿密な旅行プランを立てるのが苦手で、というか立てたくない笑
自由にその時の気分でその時の空気感で縛られることなく行動したいノープラン主義のわたくしですので、いつものように様々のトラブルやロスに遭遇いたしました。

まぁわたくしにとっては最早それも楽しみの一つではあるのです。
これでもし同行者がいれば迷惑極まりない話なのですが笑
だから旅は一人旅に限ります。
良いことも悪いこともすべてをありのままに受け入れる、それが旅の醍醐味です。
おんなじ感覚の人がもしいればまた話は別なのですけど。






ま、そんな話は置いておいて。

まずは沖縄、小浜島からの脱出です。

ビザの申請ができるのは大阪か東京のビザセンターのみ。
ある書類を最短で手に入れるためには石川県金沢市に寄らないといけない。

サブの目的として、イギリスに行ったらしばらく会う機会がなくなるのでこの際せっかくなんで大学時代の友達にもあっておこう。
そして彼らに授かったお子らに会っておこう。
北陸新幹線に乗ってみたい。

そして友人たちのスケジュールも加味して、まずは東京に降り立つことに決めました。

東京で友人に会う。
 ↓
北陸新幹線で富山へ。
 ↓
富山で友人に会う。
 ↓
お隣石川県に行く。
 ↓
石川で書類を入手、かつ友人に会う。
 ↓
大阪に行って、ビザ申請。
 ↓
沖縄に戻る。


さすがに上記のような大まかなプランは立てたがあとはノープラン。



休みの日程がなかなか決まらなかったこともあり、航空券をとるのがぎりぎりになってしまったので、石垣ー成田間のチケットは高く、LCCをうまく利用していこうと思い、まず那覇まで行ってそこからバニラエアで成田まで行ったほうが安いようなのでそのように手配した。

石垣空港でお土産を買い、那覇空港までは順調でした。
しかし早速トラブル発生!!

ANAの飛行機から降りて、那覇空港LCCターミナルまでの移動が思ってた以上に時間がかかり、搭乗手続きに間に合わず、飛行機はまだそこに待機しているのにもかかわらず、5分遅れで門前払いを食らってしまいました( ;∀;)
ANAさんJALさんなら何とか対応してくれそうなものですが(実際1度ギリギリで入れてもらったことがあるんだけど)、LCCさんはかなりの塩対応。
というかすでにバニラエアのスタッフは一人もいない状態。

近くにいた保安検査員に聞いてみても、
「委託されているだけの我々では対応しかねます。」と一蹴。
問い合わせの電話番号にかけてみても不在。
30分前に搭乗手続きを済ませなければならないという約束を守れなかったのはこちらなので致し方なし。


これもまた運命。
きっとあれに乗っていたら良くないことが起こる。
だから乗るべきではなかったのだ。
(本当はただの思慮不足)

済んだことはどうしようもないと言い聞かせ、早々にあきらめ次の手を考える。
払った航空機代はもちろん戻ってこないので、またプラスアルファで金がかかるが、改めてANAで飛行機を探す。

当初の予定の倍払って東京へ。



そんなわけで幸先悪いスタート。
とにかく今回は(いつものことなんだけど)移動・乗り物に関するトラブルが多発しました。


そのあとも、東京ー富山間の北陸新幹線の指定席を取ったんだけど、お土産買ってレジのおばちゃんと話しているうちに乗り遅れて、指定席料金が無駄になったり。(そもそも自由席がら空きっていうね)

image.jpg

富山に着いたら着いたで、チケットが紛失しており改札でひと悶着あって(本来はもう一度チケット買いなおさないといけないんだけど、結局そのまま通してくれた)、わざわざ出迎えに来てくれた友人との感動の再会が台無しになったり。

一泊させて頂いて、ではいざ石川県へっていうときに超が付くほどの台風並みの強風で電車が全線運転見合わせで足止め食らったり。(そのおかげで富山で偶然やっていたスターウォーズ展に行けたわけだけど)

image.jpg

そんでようやく電車に乗ってやっと一息というところで持ち物チェックしたら(忘れ物常習犯なので、落ち着いたら毎回チェックしてるのです。今回は少なめで優秀でした)、サブiPhone5がない!!ってなってまた富山に戻る羽目になったり。(結局駅まで送ってくれた友人の車の中にあった。よかった。)

石川ー大阪間、大阪ー石垣間の移動の際には特にトラブルはなかったものの、よく無事に沖縄に帰ってこれたなと我ながら感心してしまいます。


わたくしが動けば、トラブルが起こる。
小浜でくすぶっているうちにトラブルメーカーぶりにどうやら拍車がかかっているみたいです。




ま、それはいいとして。

旅の行く先々での楽しみといえばお風呂!!(温泉、銭湯含む)


しみったれた息苦しいユニットバスではなく、大浴場のあの開放感!!!
まさに命の洗濯!!

しかし今回はネカフェのシャワーで済ませた日も何回かあり、少なかったのが残念。
6日間での入浴回数は4回(特殊浴場除く)

スパや、いわゆる昔ながらの銭湯、スーパー銭湯なんでもござれですが、特に今回は大阪は新世界にある「スパワールド 世界の大温泉」が最高だった。

image.jpg

まさに新世界、New World!!
いままでで一番テンションが上がりました。とにかく楽しい!!
もし大阪に住むことになったら、かならずこの近くに居を構えたい!!
休みのたびに毎回行くことになるだろう。

一人旅なので当然一人で行ったわけだけど、楽しすぎてたぶん4時間近くここにいたんじゃないかな。(マイクロバブルが下からポコポコ湧いてくる桶型の湯舟だけで1時間は入ってた。気持ち良すぎて)
温泉テーマパークというか、温泉版ラウンドワンみたいな感じ?

8階建ての建物でとにかくスケールが違う!!
24時間営業で、❝古代ローマやギリシャなどのヨーロッパの伝統的なお風呂文化と、日本をはじめとしてバリ、ペルシャなどのアジアのリゾート気分満点のエキゾチック❞なお風呂が楽しめる施設で、プールもあるし、スポーツジムあるし、ゲーセンあるし、仮眠をとったりゆっくり休憩できるところもあるし、なんだったらホテルもあるで至れり尽くせり。

今回は利用しなかったけど、トルコ、イスラエル、エジプト、オーストラリアなどなど世界8カ国の岩盤浴が楽しめるところもあって、正直岩盤浴なんてどこも似たようなもんだろうけどどう違いがあるのか興味があるし、入ってみたかった。

欲を言えばネットカフェ顔負けのサービスもあったら文句なしなんだけどなぁ、あまり欲張りすぎると失敗するしもう十分でしょう!

とにかくスパワールドがこの旅における一番の収穫の一つだったのは間違いない。
今回男湯が「ヨーロッパゾーン」に割り当てられていたので、次回は「アジアゾーン」に男湯が割り当てられているときを狙って行きたい。

スパワールド公式サイト
http://www.spaworld.co.jp/





とまぁそんなこんなで無事ビザ申請を終えて今に至るというわけです。

申請用紙には7月14日にはイギリスにいると書いたので、その日付から30日以内にはイギリスに入国していることはほぼほぼ確定しました。

可能性としてビザが発行されないこともあるだろうから100%とは言えないが、その時はその時でまた運命として受け入れて、次の手を考えるよ。

人生もまた旅。
旅とは「受け入れること」
受け入れて糧にしてまた前に進んでいくしかない。





わたくしがそんなこんなで浮かれて楽しんでいる間にも、九州では大変なことがありました。
14日から20日までの一週間の旅だったので、まさに最中だったわけで、「不謹慎」と言われかねない状況ではあったけれども、あえて通常運転でいきました。

東北の時もそうだったように、何かしたいという気持ちはある。
しかし今自分に現状を劇的に好転させるようなことは何もできないわけで、小さなことからできることをやっていかなければいけない。

例えば消費。
もちろん自分自身でも直接募金なり寄付なりできることはやっていくつもりだけど、それは微々たるもの。
だから「不謹慎」だなんだと消費を抑えたり、楽しむことをやめたり、それこそ旅行なんて浮かれてる場合ではないと控えてしまえば、本来儲かるはずだった企業やお店にお金が集まらない。
まとまったお金が集まらなければ大規模な安定した影響の大きい「支援」ができなくなってしまう可能性がある。
それはそれで問題だと思うので、できうる限り努めて冷静に(心は、意識はもちろん被災地に思いを馳せながらも)日常を生きていくことが大事なんじゃないかと思いました。

日本に住んでいる以上、自分自身にもいつ同じようなことが起きるとも限りません。
ここ数年は特にそう思います。いつまでその「日常」を謳歌できるかわかりません。
地震をはじめとした自然災害、テロや戦争。決して他人事ではありません。



本当に力ある者に、必要とされている人たちに、現状を好転させる力ある人たちに思いを「託す」ことも必要なんではないか。
思い付きで個人的に行動しても、逆に現場や当事者に迷惑をかけたり混乱させるだけかもしれない。


すべては繋がっている。
一見無関係に思える行動も、巡り巡ってどういう影響を及ぼすことになるのかはわかりません。

最近はニュースでも、支援物資が届いたはいいがそれを必要な人たちに必要な量届けるために、保管をしたり仕訳をしたり届けたりする場所や人員が足りないといったことも耳にする。

常に電波を張って情報収集をしつつ、自分が必要とされるその時まで待つ。

今はそのように考えております。
願わくは自分のこれまでとった行動が、そしてこれからとる行動が、誰かの為にならんことを。
とりあえず今は皆様の無事と健康と、明るい未来を祈るばかりです。
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