根っこ。 [BAR]
あれは確か29日(土)だったと思う。
春休み最後の週末で、消費税増税前の駆け込み需要の煽りも受けて(もしかしたらその前日放送のとんねるずの番組の影響もあるかもしれないが)、ホテルの稼働も非常に高くて、Bar営業前のANAのラウンジも大盛況だった。
階下のイタリアンレストランも大入りで余裕もなさそうだったので、僕一人、孤立無援、孤軍奮闘、一騎当千の勢いでなんとか19時の営業終了を迎えた。
幸いなことに時間を守って頂ける良識あるお客様ばかりで、19時を回ると満席から一気にノーゲストになった。
しかし19時からすでにBar営業の時間は始まっているので、一息つく暇もなく仕込みもままならないままラウンジからBar営業へと切り替えねばならなかった。まぁそれに関してはいつものことではあるのだが。
さ、まず卓上を綺麗にしないとなと気合を入れなおしていると入口に人影。
どうやら入口に設置してあるメニューをご覧になっているご様子。
もう来ちゃったか、と思いながらも声をかける。
「当Barのご利用ですか?」
「えぇ、少しの間だけいいですか?人を待たなくてはいけないので。」
「もちろん。店内只今少しお見苦しい状態ですが、よろしければどうぞ。」
全テーブル下げものがまだ残っている状態。
テラス側の窓際の2名席、人気の通称“カップルシート”が比較的下げもの少なめだったので全速力で下げて拭いて「こちらへどうぞ」案内した。
でも「カウンターでもいいですか?」と聞いてきたのでカウンターに山と積まれた下げものを退かし、お通しした。
どうやらエステに行っている奥様を、施術が終わるまで待たなければならないようだ。
「マッカラン12年、ソーダで割ってください。」
「かしこまりました。レモンお付けしますか?」
「お願いします。」
「やっぱりマッカランですね。おいしいです。いままでたくさん、いろんなお酒を飲んできましたが、最終的に辿り着いたのはマッカランでしたね。」
「そうなんですね。」
バーテンダーの癖に、お酒の話となると話が弾まない。
未熟者で申し訳ない。
というより、早く下げものしないとこのままではヤバいという焦りで会話どころではなかったと思う。
先ほど言った通り、助けも呼べない状況だし、いつ次のお客様が来てもおかしくない状況だけど、なんだか会話したそうだし、どうしようかなぁとそればかり考えていた。
しばらくの沈黙の後、お客様が口を開いた。
「お兄さんもどうですか?同じものでよければ奢りますよ。後生なんで付き合ってくださいませんか?」
“後生”?
いつもなら「車で来てるんで。」と、免許持ってないのに嘘ついて(いや、送迎バスで来てるから嘘ではないかな)断るところだけど、この状況、、、、酒でも飲まねばやってられん!!と思って。
「ではお言葉に甘えて。頂きます。」
自分用のマッカラン・ハイボールを作って乾杯。
「いいところですよねここ。」
「ありがとうございます。」
「息子がね、好きだったんですよ。このリゾート。」
“だった”?
語り出しました。
「息子がね、まぁ14で亡くなってしまったんですけど、生きているときは年に3回くらいは来てました。毎年せがまれてね。」
「常連様ですね、毎年ありがとうございます。息子さんは…なんと申し上げたらいいのか、、、残念でしたね。」
「いやいやそうかしこまらないで下さいよ。もう6年経ちますから。亡くなってからも毎年1回は来させてもらってます、思い出に会いに。本当にいいところですね。」
もうこの時は下げもののことや、Barの準備などどうでもよくなっていた。
この話は聞かねばならない。なんだかそんな気がした。
「ちょうど今日が息子の命日でね。七回忌なんですよ。いつまでもね引きずっていたってしょうがないんで、これを機に納骨しようと思ってるんです。そろそろ子離れしないといけない時期ですしね。」
「あぁ、今年でちょうど成人ですね。御存命であれば。」
「えぇそうなんですよ。でもなかなか決心がつかなくて。病気とかであればねまだあれなんですけど、突然のことだったんで。当時もね、昨日まで元気にしていたのにって、なかなか受け入れられなくって。まったく順番が逆ですよね。自分が先に入らなければならないのに。」
僕には何も言えなかった。
察するには余りありすぎて。
涙こそ流してはいなかったが、その言動や雰囲気からその心痛のほどの何百分の一かは伝わってきた。
その何百分の一で僕の心はいっぱいになりあふれ出しそうだった。
でもここで僕が泣くのは違うと思った。必死に耐えた。
「僕の後悔はねお兄さん。息子の発するサインに気付けなかったことなんですよ。子供たちは僕たち大人とは感覚や価値基準がまるで違う。彼らなりに必死で考えて必死に生きてる。僕たち大人が注意深く見ていてあげないと気付かないくらい小さなものかもしれないけれど、彼らにとっては重大なサインをちゃんと出している。それに気付いてあげられなかった。それが心残り。」
僕は頷くだけで精いっぱい。
「こんなこと言っていいのかどうか分からないですけど聞いてください。今日ね、ビーチに行って来たんですよ。息子の大好きだったここのプライベートビーチ。勝手にこんなことしたら怒られるかもしれないですけど、その大好きだったビーチに少し遺骨を流させてもらいました。納骨してしまう前にと一緒に持ってきた遺骨を。」
良いか悪いかは置いておいて、この行為を誰に咎められようか。
少なくとも僕にはできない。
「ここは本当にいいところ。沖縄には何回も来ていますし、他のリゾート地やホテルにもたくさん泊まらせてもらいましたが、やっぱりここが一番ですね。のどかで自然豊かで、朝は雑音も一切なく静かで鳥のさえずりで目を覚ますような体験は他ではできない。この施設内で生活のすべてをまかなえますし。何より従業員の温かさが違う。もう他には泊まれないですね。」
有りがたきお言葉。
しかし耳が痛かった。
立地や敷地の広大さ、自然豊かさ、景観の良さには同意する。
しかし従業員の質という点では、同意できなかった。
何様だ!と言われるかもしれないが、むしろ従業員のレベルは低いと思っていた。志も低いし、士気も低い、と思っていた。
飲食を転々としてきて、ここまで高単価なところは初めてだけど、正直その割にはその辺の飲食店と変わらないというか、ここまで意識が低いところは初めてだと思ったくらいだったのに意外だった。
逆にその「ゆるさ」が良いのだろうか。
自分の考えが間違っているのだろうか。
こんなにベタ褒めされ、愛されているリゾートの一員であることに誇りを待つ一方、なんだかいろいろ申し訳ない気持になった。
「若いころはね。安い部屋にしか泊まれなかったんだけどね、今回は息子の為ってのもあるけど、敷地を見渡せるタワーの最上階を取らせていただきました。」
「いいですね。景色もいいですし、その、、海も一望できますし。」
「いやもう、海を一望しながらのベランダのジャグジーは良かったですよ。」
それからは「どうしたらなりたい自分になれるのか」とか「夢を実現するには」とか、為になる話を聞かせて頂きました。辺野古に基地ができてしまったら景観はもちろんのこと、何より騒音でここの快適さが失われてしまうと残念だとか、そんな話もしました。それ以外にもいろいろ普通にお話をしました。
「おっと。そろそろ時間ですかね。チェックお願いします。」
「ありがとうございました。」
「また来年来ますね。」
「お待ちしております。」
時間にしてだいたい1時間半くらいだったのかな。
仕事ほったらかして話し込んでしまったけど、濃くて深くて良い時間だった。
幸いなことにその間は他のゲストは来なかった。
単に入りづらかっただけかもしれないけれど笑
その後は一気に下げものしてBar営業の準備をして山のような洗い物をこなして……。
結果としてその日は思ったよりお客様は来なかった。
でももうおなかいっぱいだったよその日は。
あの人がまたここに泊まりに来るころには、申し訳ないが僕はもういないだろう。
でもこういうことがある度に根っこが伸びる。
根なし草のはずなのに、根っこが伸びてそこに定着しようとする。
良好な人間関係とか、常連さんとか、お店をもっと良くしようという思いとか、失敗を取り返そうという思いとか、そういうのが根っことなってぐんぐん伸びて張り付いてここから離れづらくする。
でもそんな根っこを引き千切って又僕は流れる。
例えば契約期間の終了とか、会社への不信感とか、失恋とか、きっかけさえあればそうするつもりだ。
……きっかけ、出来ちゃったかも。
根っこを引き千切るのは、それこそ身を裂くような痛みを伴うけれど、あの父親の抱える痛みに比べれば何万分の一でしかないだろう。
僕が根を張る時はまだ当分先のようだ。
こんなデリケートな話、こんな風に書いてもよかったのかどうか今でもまだ分からないですが、ここ最近で一番心動かされた出来事だったんで、僕の物語上これは外せないエピソードだろうと思い、書かせていただきました。
※ほぼノンフィクションです。
ご冥福をお祈りいたします。
春休み最後の週末で、消費税増税前の駆け込み需要の煽りも受けて(もしかしたらその前日放送のとんねるずの番組の影響もあるかもしれないが)、ホテルの稼働も非常に高くて、Bar営業前のANAのラウンジも大盛況だった。
階下のイタリアンレストランも大入りで余裕もなさそうだったので、僕一人、孤立無援、孤軍奮闘、一騎当千の勢いでなんとか19時の営業終了を迎えた。
幸いなことに時間を守って頂ける良識あるお客様ばかりで、19時を回ると満席から一気にノーゲストになった。
しかし19時からすでにBar営業の時間は始まっているので、一息つく暇もなく仕込みもままならないままラウンジからBar営業へと切り替えねばならなかった。まぁそれに関してはいつものことではあるのだが。
さ、まず卓上を綺麗にしないとなと気合を入れなおしていると入口に人影。
どうやら入口に設置してあるメニューをご覧になっているご様子。
もう来ちゃったか、と思いながらも声をかける。
「当Barのご利用ですか?」
「えぇ、少しの間だけいいですか?人を待たなくてはいけないので。」
「もちろん。店内只今少しお見苦しい状態ですが、よろしければどうぞ。」
全テーブル下げものがまだ残っている状態。
テラス側の窓際の2名席、人気の通称“カップルシート”が比較的下げもの少なめだったので全速力で下げて拭いて「こちらへどうぞ」案内した。
でも「カウンターでもいいですか?」と聞いてきたのでカウンターに山と積まれた下げものを退かし、お通しした。
どうやらエステに行っている奥様を、施術が終わるまで待たなければならないようだ。
「マッカラン12年、ソーダで割ってください。」
「かしこまりました。レモンお付けしますか?」
「お願いします。」
「やっぱりマッカランですね。おいしいです。いままでたくさん、いろんなお酒を飲んできましたが、最終的に辿り着いたのはマッカランでしたね。」
「そうなんですね。」
バーテンダーの癖に、お酒の話となると話が弾まない。
未熟者で申し訳ない。
というより、早く下げものしないとこのままではヤバいという焦りで会話どころではなかったと思う。
先ほど言った通り、助けも呼べない状況だし、いつ次のお客様が来てもおかしくない状況だけど、なんだか会話したそうだし、どうしようかなぁとそればかり考えていた。
しばらくの沈黙の後、お客様が口を開いた。
「お兄さんもどうですか?同じものでよければ奢りますよ。後生なんで付き合ってくださいませんか?」
“後生”?
いつもなら「車で来てるんで。」と、免許持ってないのに嘘ついて(いや、送迎バスで来てるから嘘ではないかな)断るところだけど、この状況、、、、酒でも飲まねばやってられん!!と思って。
「ではお言葉に甘えて。頂きます。」
自分用のマッカラン・ハイボールを作って乾杯。
「いいところですよねここ。」
「ありがとうございます。」
「息子がね、好きだったんですよ。このリゾート。」
“だった”?
語り出しました。
「息子がね、まぁ14で亡くなってしまったんですけど、生きているときは年に3回くらいは来てました。毎年せがまれてね。」
「常連様ですね、毎年ありがとうございます。息子さんは…なんと申し上げたらいいのか、、、残念でしたね。」
「いやいやそうかしこまらないで下さいよ。もう6年経ちますから。亡くなってからも毎年1回は来させてもらってます、思い出に会いに。本当にいいところですね。」
もうこの時は下げもののことや、Barの準備などどうでもよくなっていた。
この話は聞かねばならない。なんだかそんな気がした。
「ちょうど今日が息子の命日でね。七回忌なんですよ。いつまでもね引きずっていたってしょうがないんで、これを機に納骨しようと思ってるんです。そろそろ子離れしないといけない時期ですしね。」
「あぁ、今年でちょうど成人ですね。御存命であれば。」
「えぇそうなんですよ。でもなかなか決心がつかなくて。病気とかであればねまだあれなんですけど、突然のことだったんで。当時もね、昨日まで元気にしていたのにって、なかなか受け入れられなくって。まったく順番が逆ですよね。自分が先に入らなければならないのに。」
僕には何も言えなかった。
察するには余りありすぎて。
涙こそ流してはいなかったが、その言動や雰囲気からその心痛のほどの何百分の一かは伝わってきた。
その何百分の一で僕の心はいっぱいになりあふれ出しそうだった。
でもここで僕が泣くのは違うと思った。必死に耐えた。
「僕の後悔はねお兄さん。息子の発するサインに気付けなかったことなんですよ。子供たちは僕たち大人とは感覚や価値基準がまるで違う。彼らなりに必死で考えて必死に生きてる。僕たち大人が注意深く見ていてあげないと気付かないくらい小さなものかもしれないけれど、彼らにとっては重大なサインをちゃんと出している。それに気付いてあげられなかった。それが心残り。」
僕は頷くだけで精いっぱい。
「こんなこと言っていいのかどうか分からないですけど聞いてください。今日ね、ビーチに行って来たんですよ。息子の大好きだったここのプライベートビーチ。勝手にこんなことしたら怒られるかもしれないですけど、その大好きだったビーチに少し遺骨を流させてもらいました。納骨してしまう前にと一緒に持ってきた遺骨を。」
良いか悪いかは置いておいて、この行為を誰に咎められようか。
少なくとも僕にはできない。
「ここは本当にいいところ。沖縄には何回も来ていますし、他のリゾート地やホテルにもたくさん泊まらせてもらいましたが、やっぱりここが一番ですね。のどかで自然豊かで、朝は雑音も一切なく静かで鳥のさえずりで目を覚ますような体験は他ではできない。この施設内で生活のすべてをまかなえますし。何より従業員の温かさが違う。もう他には泊まれないですね。」
有りがたきお言葉。
しかし耳が痛かった。
立地や敷地の広大さ、自然豊かさ、景観の良さには同意する。
しかし従業員の質という点では、同意できなかった。
何様だ!と言われるかもしれないが、むしろ従業員のレベルは低いと思っていた。志も低いし、士気も低い、と思っていた。
飲食を転々としてきて、ここまで高単価なところは初めてだけど、正直その割にはその辺の飲食店と変わらないというか、ここまで意識が低いところは初めてだと思ったくらいだったのに意外だった。
逆にその「ゆるさ」が良いのだろうか。
自分の考えが間違っているのだろうか。
こんなにベタ褒めされ、愛されているリゾートの一員であることに誇りを待つ一方、なんだかいろいろ申し訳ない気持になった。
「若いころはね。安い部屋にしか泊まれなかったんだけどね、今回は息子の為ってのもあるけど、敷地を見渡せるタワーの最上階を取らせていただきました。」
「いいですね。景色もいいですし、その、、海も一望できますし。」
「いやもう、海を一望しながらのベランダのジャグジーは良かったですよ。」
それからは「どうしたらなりたい自分になれるのか」とか「夢を実現するには」とか、為になる話を聞かせて頂きました。辺野古に基地ができてしまったら景観はもちろんのこと、何より騒音でここの快適さが失われてしまうと残念だとか、そんな話もしました。それ以外にもいろいろ普通にお話をしました。
「おっと。そろそろ時間ですかね。チェックお願いします。」
「ありがとうございました。」
「また来年来ますね。」
「お待ちしております。」
時間にしてだいたい1時間半くらいだったのかな。
仕事ほったらかして話し込んでしまったけど、濃くて深くて良い時間だった。
幸いなことにその間は他のゲストは来なかった。
単に入りづらかっただけかもしれないけれど笑
その後は一気に下げものしてBar営業の準備をして山のような洗い物をこなして……。
結果としてその日は思ったよりお客様は来なかった。
でももうおなかいっぱいだったよその日は。
あの人がまたここに泊まりに来るころには、申し訳ないが僕はもういないだろう。
でもこういうことがある度に根っこが伸びる。
根なし草のはずなのに、根っこが伸びてそこに定着しようとする。
良好な人間関係とか、常連さんとか、お店をもっと良くしようという思いとか、失敗を取り返そうという思いとか、そういうのが根っことなってぐんぐん伸びて張り付いてここから離れづらくする。
でもそんな根っこを引き千切って又僕は流れる。
例えば契約期間の終了とか、会社への不信感とか、失恋とか、きっかけさえあればそうするつもりだ。
……きっかけ、出来ちゃったかも。
根っこを引き千切るのは、それこそ身を裂くような痛みを伴うけれど、あの父親の抱える痛みに比べれば何万分の一でしかないだろう。
僕が根を張る時はまだ当分先のようだ。
こんなデリケートな話、こんな風に書いてもよかったのかどうか今でもまだ分からないですが、ここ最近で一番心動かされた出来事だったんで、僕の物語上これは外せないエピソードだろうと思い、書かせていただきました。
※ほぼノンフィクションです。
ご冥福をお祈りいたします。
Link [BAR]
またBarに行ってきた。
今回も勉強のためだ。
仕事でBar営業した後に、自分もBarに飲みに行くというのもオツなものだな。
今回行ったのは名護市大東にある、ひんぷんガジュマル近くの、
Whisky & Cocktail「Link」
比較的新しくできたところらしく、外観や内装も真新しい。
何よりもビックリしたのがウィスキーのボトル数。
噂には聞いていたけど、実際に見てみると圧巻。
こんなの全部覚えきれない。
置いているボトルの数でバーテンダーの力量が分かるという。
熟知しているボトルしか取り扱わないのが暗黙のルールというか常識なので、実力も知識も半端ではないということだ。
期待が膨らみます。
なに!?
お、お通しだと……?!
イチゴ丸ごと+どこで売ってんだ?って感じのおしゃれなチョコ。
やるな!!
気を取りなおして。
まず頼んだのは前回同様「ジンリッキー」
長めのコリンズグラスに豪華にも3分の1くらいの大きさのライムがそのまま入っていた。
一緒に出てきた長細いショットグラスは一体何に使うのか解らず戸惑いながらも一口飲んでみる。
美味い!
今回ようやくジンリッキーが美味しく感じた。
単純にバーテンダーの腕なのか、はたまた仕事終わりだったからか。
ジンリッキーもなかなかいいじゃないか。
ジンリッキーは冷たさと爽やかさと喉越しが命と先輩バーテンダーが言っていたのがよくわかった。
話は変わるけどマドラーってさ、飲んでいるうちにだんだん邪魔になってくるんだよね。
無意識にグラスからマドラーを抜き取ってしまうんだけど、いつもそのやり場に困るのよ。
そこで登場するのが先ほどのショットグラス。
マドラーをさして置いておくのに最適なんだよね。
多分この使い方で当たっていると思う。
僕もこれからはマドラーを使用するドリンクと一緒に、こういう「マドラーを置く何か」を出すよう配慮をしようと思う。
全く勉強になる。
次に頼んだのは「スカイダイビング」
これは綺麗な青い色をしたショートカクテル。
でも飲んでみると落ちる落ちる。
落下感がすごくて危うくパラシュートを開くのを忘れて、そのまま地面に突っ込むところだった。
そして「カミカゼ」
スカイダイビングですでにもうかなりキていたので、これを飲んでいた時はもう特攻で散る覚悟していたと思う。
最後に「雪国」
ジンリッキー同様、前回もオーダーしたカクテル。
この前は雪国の厳しさを舐めていたところがあってやられてしまったのでリベンジ。
あれ、この前より砂糖が少ない……?
でもその代わりにマラスキーノチェリーという名の希望がソコに沈んでいた。
ちなみ今回は、某小説の影響で「空」や「飛行機」を連想させるオーダーになった。
BGMはレコード盤だった。
バーテンダーの方も柔らかい感じで、優しそうな良い感じの小さいおじさんだった。
また勉強させてもらいに来よう。
今回も勉強のためだ。
仕事でBar営業した後に、自分もBarに飲みに行くというのもオツなものだな。
今回行ったのは名護市大東にある、ひんぷんガジュマル近くの、
Whisky & Cocktail「Link」
比較的新しくできたところらしく、外観や内装も真新しい。
何よりもビックリしたのがウィスキーのボトル数。
噂には聞いていたけど、実際に見てみると圧巻。
こんなの全部覚えきれない。
置いているボトルの数でバーテンダーの力量が分かるという。
熟知しているボトルしか取り扱わないのが暗黙のルールというか常識なので、実力も知識も半端ではないということだ。
期待が膨らみます。
なに!?
お、お通しだと……?!
イチゴ丸ごと+どこで売ってんだ?って感じのおしゃれなチョコ。
やるな!!
気を取りなおして。
まず頼んだのは前回同様「ジンリッキー」
長めのコリンズグラスに豪華にも3分の1くらいの大きさのライムがそのまま入っていた。
一緒に出てきた長細いショットグラスは一体何に使うのか解らず戸惑いながらも一口飲んでみる。
!
美味い!
今回ようやくジンリッキーが美味しく感じた。
単純にバーテンダーの腕なのか、はたまた仕事終わりだったからか。
ジンリッキーもなかなかいいじゃないか。
ジンリッキーは冷たさと爽やかさと喉越しが命と先輩バーテンダーが言っていたのがよくわかった。
話は変わるけどマドラーってさ、飲んでいるうちにだんだん邪魔になってくるんだよね。
無意識にグラスからマドラーを抜き取ってしまうんだけど、いつもそのやり場に困るのよ。
そこで登場するのが先ほどのショットグラス。
マドラーをさして置いておくのに最適なんだよね。
多分この使い方で当たっていると思う。
僕もこれからはマドラーを使用するドリンクと一緒に、こういう「マドラーを置く何か」を出すよう配慮をしようと思う。
全く勉強になる。
次に頼んだのは「スカイダイビング」
これは綺麗な青い色をしたショートカクテル。
でも飲んでみると落ちる落ちる。
落下感がすごくて危うくパラシュートを開くのを忘れて、そのまま地面に突っ込むところだった。
そして「カミカゼ」
スカイダイビングですでにもうかなりキていたので、これを飲んでいた時はもう特攻で散る覚悟していたと思う。
最後に「雪国」
ジンリッキー同様、前回もオーダーしたカクテル。
この前は雪国の厳しさを舐めていたところがあってやられてしまったのでリベンジ。
あれ、この前より砂糖が少ない……?
でもその代わりにマラスキーノチェリーという名の希望がソコに沈んでいた。
ちなみ今回は、某小説の影響で「空」や「飛行機」を連想させるオーダーになった。
BGMはレコード盤だった。
バーテンダーの方も柔らかい感じで、優しそうな良い感じの小さいおじさんだった。
また勉強させてもらいに来よう。
ラッキー7 [BAR]
先日、シフトを作ってる上司と揉めてしまって以来、Barを干されてしまっていました。
しかしなぜかは分からんが、彼(通称Kj)の中での謹慎処分が解けたのであろうか。
それとも単純に人手不足で意地張ってられないとかかな?
本日(24日)、Bar番復活しました!
それを記念してというわけではないんだけど、昨日(23日)Barデビューして来ました。
あ、お客さんとしてって意味ね。
お恥ずかしながら、今まで一回も行ったことがありませんでした。
少なくとも僕の覚えている限りでは笑
名護十字路にある、カフェバー「Seven Seven」
店内はこんな感じ。
まずは、普段作っててイマイチ魅力の感じられない「ジンリッキー」を頼んでみる。
うん、やっぱりよくわからん笑
ジンリッキー(ジンベース)
↓
モヒート(ラムベース)
↓
雪国(ウォッカベース)
↓
ニコラシカ(ブランデーベース)
↓
マタドール(テキーラベース)
↓
スコーピオン(ラムベース)
↓
バランタイン17年(オン・ザ・ロック)
↓
オールドパー12年(オン・ザ・ロック)
「モヒート」
これは結構頼まれるので、お手本見たさに注文。
ん、うちのよりちょっと甘いような気がする。
ミントの葉っぱもそんなに入ってなくて、その分青臭さもあまりない。
「雪国」
名前の通り、かつての北海道や富山、そして地元福井への懐古という思いで注文。
なんて綺麗なスノースタイル(砂糖)なんでしょう。
勉強になります。
しかし一口含めば超辛口。
白銀の世界は見た目綺麗。
だが、甘く見ているとたちまち大自然の猛威にやられてしまう。
そんな雪国の厳しさを思い起こされた。
砂糖がなければとてもじゃないけど、飲み干せない。
ショートカクテルは3口以内で飲むものらしいが、気付けば淵を一周してすべての砂糖を消費してしまっていた。
寒くて厳しい過酷な雪国を生き抜くのは辛い。
しかしそれでも暮らしていけるのは人々の温かみがあるからだ。
そうか!この砂糖は、この甘さは、そこに住む人々の暖かい心だ!
と、今考えた後付けではあるが、でもそんなことを思っていた気がする。
「ニコラシカ」
これは一緒に行った同僚のお勧め。
小さなグラスに注がれたブランデーのストレート。
そしてそのグラスに蓋をするように置かれたレモンの輪切り。
その上には山盛りの砂糖。
まず砂糖を包むようにしてレモンをつまみ、砂糖ごと齧る。
その後、ブランデーを一気にあおり、口の中で先程のレモンと砂糖とブレンドして飲む。
「未完のカクテル」と呼ばれているらしく、口の中でようやく完成をみる。
しかし残念ながら、手順通りやったんだけど、口の中でブレンドする前にブランデーを飲み込んでしまったために、未完のままに終わってしまいました汗
ニコラシカ、難しか〜!
「マタドール」
てっきり赤い情熱的な色をしてると思いきや、ツンとすました感じの薄い黄色。
興奮して突進して来る猛牛をひらりと躱すイメージからスマートでスッキリとした味かと思いきや、酸っぱい。
なるほど、すました顔をしていても体は火照り、死と背中合わせのスリルでじっとりと汗ばんでいる。
これは汗と涙の味なのだ!
汚いとは言わないで笑
「スコーピオン」
その名のイメージとは違いジュースみたいで飲みやすかった。
尻尾にある毒針のせいで敬遠してしまっていたが、実は案外かわいいやつなのかもしれないな。
しかしこれは後から調べてわかったことだか、飲みやすい割にアルコール度数が高いらしい。
なるほど、これが毒針というわけか。
「バランタイン」
これも同僚のお勧め。
自店でこっそり飲んでみたら美味しかったっていう話を聞いていたので、バレンタインデーも近いことだし(関係ない笑)、注文してみた。
聞いてたとおり、スッキリしててすごく飲みやすくて美味しかった。
「オールドパー」
以前から渋いおっさんが頼む確率が高いので興味があった。
頼んでみた。
めっちゃ辛い!!
〆に飲むにはキツ過ぎた_(¯﹃¯ 」)_うー
あぁ、今思えば全部写真撮っとけば良かったなぁ。。。
正直ね、日々感じる疑問や不安に対する回答を得ようとして行ったわけだが、途中から単純に好奇心で注文していた。
でも非常に勉強になった。
そしてちょっと自信もついた。
【提供スピード】
一人で作っているため、状況によっては、ある程度お待たせしてしまうのはのは仕方が無いのだということ。
ファストフードでもなければ自販機でもないのだから。
【味】
レシピ通り作っているので当然ではあるのだが、僕が作ったものでもそこまで見当違いなものを提供しているわけではないと思った。
ま、その違いが分からないくらい未熟者なのかもしれないけれど。
【雰囲気】
間接照明で薄暗く、ランプの明かりが唯一の頼りというような雰囲気。
メニューの文字が見にくくて思わず携帯のライトを使ってしまいそうな感じは、そういうものなのだなと感じた。
【フード】
ピザとかパスタとかがあって、イタリアンな感じはうちとも共通。
関係ないけど、Seven Sevenの自家製ビーフジャーキーはかなりお勧め!!
しかし、胃もたれ胸焼けが酷いぜ。
ちょっと調子に乗って頼み過ぎたから一人頭7,000円くらいになってしまった‘`,、(๑´∀`๑) ‘`,、’`,、
フィーバーし過ぎた。。。
あ、フィーバーと言えばさ!!
途中で合流した同僚の彼女さんが偶然にも「ナナ」という名前だったんだよ!
と、言うことは…
Seven Seven に「ナナ」
↓
Seven ナナ Seven
↓
777
スリーセブンじゃん!やったね!
フィーバー!!ヒーハー!
…なんつって。
お後がよろしいようなので、この辺で。
しかしなぜかは分からんが、彼(通称Kj)の中での謹慎処分が解けたのであろうか。
それとも単純に人手不足で意地張ってられないとかかな?
本日(24日)、Bar番復活しました!
それを記念してというわけではないんだけど、昨日(23日)Barデビューして来ました。
あ、お客さんとしてって意味ね。
お恥ずかしながら、今まで一回も行ったことがありませんでした。
少なくとも僕の覚えている限りでは笑
名護十字路にある、カフェバー「Seven Seven」
店内はこんな感じ。
まずは、普段作っててイマイチ魅力の感じられない「ジンリッキー」を頼んでみる。
うん、やっぱりよくわからん笑
ジンリッキー(ジンベース)
↓
モヒート(ラムベース)
↓
雪国(ウォッカベース)
↓
ニコラシカ(ブランデーベース)
↓
マタドール(テキーラベース)
↓
スコーピオン(ラムベース)
↓
バランタイン17年(オン・ザ・ロック)
↓
オールドパー12年(オン・ザ・ロック)
「モヒート」
これは結構頼まれるので、お手本見たさに注文。
ん、うちのよりちょっと甘いような気がする。
ミントの葉っぱもそんなに入ってなくて、その分青臭さもあまりない。
「雪国」
名前の通り、かつての北海道や富山、そして地元福井への懐古という思いで注文。
なんて綺麗なスノースタイル(砂糖)なんでしょう。
勉強になります。
しかし一口含めば超辛口。
白銀の世界は見た目綺麗。
だが、甘く見ているとたちまち大自然の猛威にやられてしまう。
そんな雪国の厳しさを思い起こされた。
砂糖がなければとてもじゃないけど、飲み干せない。
ショートカクテルは3口以内で飲むものらしいが、気付けば淵を一周してすべての砂糖を消費してしまっていた。
寒くて厳しい過酷な雪国を生き抜くのは辛い。
しかしそれでも暮らしていけるのは人々の温かみがあるからだ。
そうか!この砂糖は、この甘さは、そこに住む人々の暖かい心だ!
と、今考えた後付けではあるが、でもそんなことを思っていた気がする。
「ニコラシカ」
これは一緒に行った同僚のお勧め。
小さなグラスに注がれたブランデーのストレート。
そしてそのグラスに蓋をするように置かれたレモンの輪切り。
その上には山盛りの砂糖。
まず砂糖を包むようにしてレモンをつまみ、砂糖ごと齧る。
その後、ブランデーを一気にあおり、口の中で先程のレモンと砂糖とブレンドして飲む。
「未完のカクテル」と呼ばれているらしく、口の中でようやく完成をみる。
しかし残念ながら、手順通りやったんだけど、口の中でブレンドする前にブランデーを飲み込んでしまったために、未完のままに終わってしまいました汗
ニコラシカ、難しか〜!
「マタドール」
てっきり赤い情熱的な色をしてると思いきや、ツンとすました感じの薄い黄色。
興奮して突進して来る猛牛をひらりと躱すイメージからスマートでスッキリとした味かと思いきや、酸っぱい。
なるほど、すました顔をしていても体は火照り、死と背中合わせのスリルでじっとりと汗ばんでいる。
これは汗と涙の味なのだ!
汚いとは言わないで笑
「スコーピオン」
その名のイメージとは違いジュースみたいで飲みやすかった。
尻尾にある毒針のせいで敬遠してしまっていたが、実は案外かわいいやつなのかもしれないな。
しかしこれは後から調べてわかったことだか、飲みやすい割にアルコール度数が高いらしい。
なるほど、これが毒針というわけか。
「バランタイン」
これも同僚のお勧め。
自店でこっそり飲んでみたら美味しかったっていう話を聞いていたので、バレンタインデーも近いことだし(関係ない笑)、注文してみた。
聞いてたとおり、スッキリしててすごく飲みやすくて美味しかった。
「オールドパー」
以前から渋いおっさんが頼む確率が高いので興味があった。
頼んでみた。
めっちゃ辛い!!
〆に飲むにはキツ過ぎた_(¯﹃¯ 」)_うー
あぁ、今思えば全部写真撮っとけば良かったなぁ。。。
正直ね、日々感じる疑問や不安に対する回答を得ようとして行ったわけだが、途中から単純に好奇心で注文していた。
でも非常に勉強になった。
そしてちょっと自信もついた。
【提供スピード】
一人で作っているため、状況によっては、ある程度お待たせしてしまうのはのは仕方が無いのだということ。
ファストフードでもなければ自販機でもないのだから。
【味】
レシピ通り作っているので当然ではあるのだが、僕が作ったものでもそこまで見当違いなものを提供しているわけではないと思った。
ま、その違いが分からないくらい未熟者なのかもしれないけれど。
【雰囲気】
間接照明で薄暗く、ランプの明かりが唯一の頼りというような雰囲気。
メニューの文字が見にくくて思わず携帯のライトを使ってしまいそうな感じは、そういうものなのだなと感じた。
【フード】
ピザとかパスタとかがあって、イタリアンな感じはうちとも共通。
関係ないけど、Seven Sevenの自家製ビーフジャーキーはかなりお勧め!!
しかし、胃もたれ胸焼けが酷いぜ。
ちょっと調子に乗って頼み過ぎたから一人頭7,000円くらいになってしまった‘`,、(๑´∀`๑) ‘`,、’`,、
フィーバーし過ぎた。。。
あ、フィーバーと言えばさ!!
途中で合流した同僚の彼女さんが偶然にも「ナナ」という名前だったんだよ!
と、言うことは…
Seven Seven に「ナナ」
↓
Seven ナナ Seven
↓
777
スリーセブンじゃん!やったね!
フィーバー!!ヒーハー!
…なんつって。
お後がよろしいようなので、この辺で。
出来ない相談。 [BAR]
こんにちは。こんばんわ。
仕事中ですが、暇なのでブログ書きます。
さっき来たお客さんに「ブルームーン」というメニューにないカクテルを頼まれました。
「かしこまりました。」とか言いつつ、バーテンダー見習いの私にはさっぱりわからないのでカクテル大辞典の力を借ります。
ブルームーン…54p
あった!
ドライ・ジン…30ml
クレーム・ド・バイオレット…15ml
レモン・ジュース…15ml
「クレーム・ド・バイオレット」って何?!
んなんあったっけ?!
お次はネットの力を借ります。
クレーム・ド・バイオレットとは総称の様だ。
うちにあるやつだと、マリーブリザールの「パルフェタムール」という紫色のリキュール。
フランス語で「完全なる愛」という意味らしい。
ほほぅ。…って感心してる場合じゃない!
レシピは分かったから、はよ作らんと!
せかせかせかせかと作り提供。
…ふぅ。
今日はその1組だけ。
出してしまえば、次のオーダーまで暇なんでさっきの続きを何気無く見る。
カクテルにも、花言葉と同じ様に意味があるらしい。
【ブルームーン】
意味:出来ない相談。叶わぬ恋。
!?
材料の「パルフェタモール」
=仏「Parfait Amour」
=英「Perfect Love」
=日「完全なる愛」から一転!!
恋のお断りをするカクテルの代表格らしいぇ…ヾ(;´Д`●)ノぁゎゎ
どうやらジンとレモンは愛を分解するらしい。。
カップルで来てたんだけど、わざわざメニュー乗ってない「ブルームーン」を頼むって事はつまり…(;゚д゚)ゴクリ…
い、いやぁ、まさかね。(ヾノ・∀・`)ナイナイ
なんか仲良さそうやったし!
てかご夫婦でしょあれどう考えたって!
年齢的にもそんな火遊びする様な年齢でもなかったし!
もしや、暗に離婚を匂わせていたとか…?
た、ただ単純にこのカクテルが好きなだけだよね!…?
あぁ行く末が気になる。
気を使って、
取り扱ってません!
って言うべきだったのかな。
でも知らんかったしやな。
男性側も知らんかったやろうなぁ。
知ってたら絶対突っ込むやろ。
つかそんな分かりにくいサイン出されても困るわぁ。
怖いわぁ、大人の世界( ˇωˇ )-3
淑女の皆さん。
万が一、断りきれずに恋愛対象で無い男性とBARで二人きりになってしまった場合。
頼むカクテルは、
ブルームーン一択ですよ!!
言葉で傷つけることなく、態度で不快にさせることもない。
実にスマートです。
教養のある紳士なら悟ってくれるはず、きっと。
保証はいたしませんが。
いや〜為になるブログですね笑
んー、やっぱこのカクテルが好きなだけかな。
あとで改めて作って飲んで見たけど美味しかったよ?
で、でもやっぱり今日のところは、ベットには誘わない方が良いんちゃうかなぁ…?(大きなお世話)
隣のフレンチではプロポーズとかやったりするけど、こっちではまさかのお洒落なデプロポーズ(離婚勧告)ですか。
うちの店「KATARA」って言うんですけど、KATARA離婚ってやつですか。
ふっ。
今宵の月は青く見える。
嫌な予感がする。
胸騒ぎが止まらないぜ。
って今日は曇ってて月見えんやん。
仕事中ですが、暇なのでブログ書きます。
さっき来たお客さんに「ブルームーン」というメニューにないカクテルを頼まれました。
「かしこまりました。」とか言いつつ、バーテンダー見習いの私にはさっぱりわからないのでカクテル大辞典の力を借ります。
ブルームーン…54p
あった!
ドライ・ジン…30ml
クレーム・ド・バイオレット…15ml
レモン・ジュース…15ml
「クレーム・ド・バイオレット」って何?!
んなんあったっけ?!
お次はネットの力を借ります。
クレーム・ド・バイオレットとは総称の様だ。
うちにあるやつだと、マリーブリザールの「パルフェタムール」という紫色のリキュール。
フランス語で「完全なる愛」という意味らしい。
ほほぅ。…って感心してる場合じゃない!
レシピは分かったから、はよ作らんと!
せかせかせかせかと作り提供。
…ふぅ。
今日はその1組だけ。
出してしまえば、次のオーダーまで暇なんでさっきの続きを何気無く見る。
カクテルにも、花言葉と同じ様に意味があるらしい。
【ブルームーン】
意味:出来ない相談。叶わぬ恋。
!?
材料の「パルフェタモール」
=仏「Parfait Amour」
=英「Perfect Love」
=日「完全なる愛」から一転!!
恋のお断りをするカクテルの代表格らしいぇ…ヾ(;´Д`●)ノぁゎゎ
どうやらジンとレモンは愛を分解するらしい。。
カップルで来てたんだけど、わざわざメニュー乗ってない「ブルームーン」を頼むって事はつまり…(;゚д゚)ゴクリ…
い、いやぁ、まさかね。(ヾノ・∀・`)ナイナイ
なんか仲良さそうやったし!
てかご夫婦でしょあれどう考えたって!
年齢的にもそんな火遊びする様な年齢でもなかったし!
もしや、暗に離婚を匂わせていたとか…?
た、ただ単純にこのカクテルが好きなだけだよね!…?
あぁ行く末が気になる。
気を使って、
取り扱ってません!
って言うべきだったのかな。
でも知らんかったしやな。
男性側も知らんかったやろうなぁ。
知ってたら絶対突っ込むやろ。
つかそんな分かりにくいサイン出されても困るわぁ。
怖いわぁ、大人の世界( ˇωˇ )-3
淑女の皆さん。
万が一、断りきれずに恋愛対象で無い男性とBARで二人きりになってしまった場合。
頼むカクテルは、
ブルームーン一択ですよ!!
言葉で傷つけることなく、態度で不快にさせることもない。
実にスマートです。
教養のある紳士なら悟ってくれるはず、きっと。
保証はいたしませんが。
いや〜為になるブログですね笑
んー、やっぱこのカクテルが好きなだけかな。
あとで改めて作って飲んで見たけど美味しかったよ?
で、でもやっぱり今日のところは、ベットには誘わない方が良いんちゃうかなぁ…?(大きなお世話)
隣のフレンチではプロポーズとかやったりするけど、こっちではまさかのお洒落なデプロポーズ(離婚勧告)ですか。
うちの店「KATARA」って言うんですけど、KATARA離婚ってやつですか。
ふっ。
今宵の月は青く見える。
嫌な予感がする。
胸騒ぎが止まらないぜ。
って今日は曇ってて月見えんやん。