モロッコ Day-1{1} マラケシュ(Morocco, Marrakesh) [放浪記。]
2018年5月21日から24日にかけて、アフリカ・モロッコに行ってきました。
今回が僕にとっては、初の海外旅行となる。(イギリスは住んでいるので除外する)
その初の海外旅行先がアフリカ大陸という事で、些かレベルが高かったかもしれない。
僕はきっと無知で、傲慢だったんだと思う。
5月21日、4:00am、London北部にあるGolders Green駅に集合し、バスでLuton Airportに向かった。
そこから飛行機で確か約4時間。Morocco, Marrakesh Menara Airportに到着。MoroccoはLondonと比べて時差が-1時間だったので、「1時間得した気分」になったのを覚えている。
先ずはMoroccoの通貨であるMoroccan dirham(モロッコ・ディルハム)を手に入れなければならない。結果的に実はユーロでも良かったのだけど。
出発前に両替できていればよかったのだが、どうやら少なくともLondonでは英ポンドをMoroccan dirhamに両替できる所は無い(少ない?)らしい。
Moroccan dirhamはそもそもMorocco国外に持ち出すことは禁止されているのだとか、そういう話も道中耳にしたので、おそらくそういった事情があるのかもしれない。
とにかく、Moroccoに着いてから空港内で両替手段を探すことになった。
僕は現金を持ってきていたので、それをそのまま両替所で両替。
同行した友達はイギリスの銀行のキャッシュカードを使い、現地ATMから現地通貨を引き出していた。
ここでまず驚いたのが、空港にあったいくつかのATMが空っぽで、お金が引き出せなかった事。そんなバカな。
事前に調べた情報の中に、ATMにお金が入っていない場合がある、と言うのは確かに見た気がするが、まさかいきなり目の当たりにするとは。
何はともあれ、無事通貨を入手。第一関門突破だ。
空港を出てからはバスに乗り、まずは滞在先のRiad(リヤド、リアド)に向かった。
Riad(Ryad, Riyad)とは、Moroccoに見られる宿泊施設の種別で、アラビア語で「庭」や「邸宅」を意味し、その名前の通り、古くなった邸宅をリノベーションし宿泊施設としたもの。(Wikipediaより)
Moroccoにご旅行をされる場合は、このRiadに滞在される事をお勧めする。宿泊費も安く、その割にはとても綺麗で、さらにMoroccoの文化や歴史を肌で感じることができる。日本で言えば、古い民家を旅館に改装したような感じ。
アメニティはRiadによりけりなので、ボディーソープ、シャンプー、リンス、歯ブラシ等は現地で購入するか、持参した方が良い。
空ATM事件を始めとして、そのRiadへの道中、様々なカルチャーショックがあった。
Marrakeshに降り立った瞬間からすぐに感じられることだが、異国感がとても強い。
イギリスとも、もちろん日本とも違う雰囲気から漂う、強い異国感。
道端に普通にラクダ、馬(や馬車)。
道路にはたくさんの土色のタクシー。
建物も、日本やヨーロッパのそれとは明らかに違う佇まいで、基本土色。
表現が適切かどうかはわからないが、日本のパチンコ屋さんやラブホテルのような見た目の建物もたくさん並んでいる。もちろん全部ではない。僕の乏しいボキャブラリーではそう形容する他はないと言うだけ笑。
関係ないけど今思えば、なぜか日本のパチンコ屋やラブホって、アラビアンテイストのところが多い気がするよね。
植物はヤシの木やたくさんのカラフルな花々など、トロピカルな見た目。
人々の服装も当然違う。
Star Warsのジェダイやシスが身につけていそうなフード付きのワンピースというかコート?、ローブと表現した方が良いのかもしれないが、そんな様なもの(カラーやデザインは様々)を基本的に身に纏っていた。そして女性はそれに加えてスカーフの様なものを髪の毛を覆うように身につけていた。顔全体を覆っているフルアーマーの女性は殆ど見かけなかったな。
今思えば、ふくよかな体型をした人は、男性女性ともに1人も見かけなかった。みな痩せていた。
バスを降りて、そこからは徒歩でRiadに向かった。
屋外の匂いは正直良いとは言えない。場所によっては鼻が曲がってしまいそうな香り。
馬などの動物の排泄物や売られている食べ物や香辛料など、様々な香りが入り混じった形容しがたい香りだ。
しばらく歩くと広場に出た。
無形文化遺産のJemaa el-Fnaa(ジャマ・エル・フナ広場)だ。
この広場には沢山の屋台が出ていて、その隙間を縫うように自動車・タクシーやバイク、馬車、もちろんたくさんの観光客や現地の人が行き来する、なかなかなカオスな場所だった。見た目も香りもよりカオス。
「車やバイクは道路を走るもの」という認識を即座に捨てなければ身の危険を感じるほど道路以外の場所を車やバイク、馬車が縦横無尽に走り回る光景には衝撃を受けた。
客引きも凄くて、新宿のキャッチや原宿の露店の外国人なんか可愛く見えるほど、5倍増しでアグレッシブで強引。
事前に調べた情報によると、Moroccoはアフリカ大陸にある国としては治安が比較的良い国ではあると言う事だった。しかし軽犯罪は多発しているようで、スリや強盗、ボッタクリには注意しなければならないと言う事だった。
基本的に、英語も通じないらしく、表記もアラビア語とフランス語のみ。
となれば、もしトラブルに巻き込まれれば、話し合いで解決することは難しい。
なんにしても、大荷物を持ったままでは太刀打ちできないので、それなりに緊張感と警戒心を保ちつつ、とにかく急ぎ足でRiadに向かう。
僕らのRiad周辺は細い路地になっていてとても入り組んでいた。その入り口にはISISと書かれた看板があったり、人気が少なかったりとかなり不安が募ったが何とか無事Riadに到着で一安心。
お部屋
ロビー
ラウンジ
屋上
-たくさんの良いお写真ありがとうございました。-
Riadの雰囲気はとても良かった。
部屋の鍵が南京錠1つだったり、セキュリティ面には若干の不安はあった。しかしそれ以外は問題はなかったように思う。
屋上で優雅にブランチを楽しむヨーロピアンの女性2人と少し会話をして、とても安心したのを覚えている。
さて、精神的にも身体的にも軽くなったところで、Marrakeshの街を探索だ!!
つづく。
次回モロッコ Day-1{2} マラケシュ(Morocco, Marrakesh)
今回が僕にとっては、初の海外旅行となる。(イギリスは住んでいるので除外する)
その初の海外旅行先がアフリカ大陸という事で、些かレベルが高かったかもしれない。
僕はきっと無知で、傲慢だったんだと思う。
5月21日、4:00am、London北部にあるGolders Green駅に集合し、バスでLuton Airportに向かった。
そこから飛行機で確か約4時間。Morocco, Marrakesh Menara Airportに到着。MoroccoはLondonと比べて時差が-1時間だったので、「1時間得した気分」になったのを覚えている。
先ずはMoroccoの通貨であるMoroccan dirham(モロッコ・ディルハム)を手に入れなければならない。結果的に実はユーロでも良かったのだけど。
出発前に両替できていればよかったのだが、どうやら少なくともLondonでは英ポンドをMoroccan dirhamに両替できる所は無い(少ない?)らしい。
Moroccan dirhamはそもそもMorocco国外に持ち出すことは禁止されているのだとか、そういう話も道中耳にしたので、おそらくそういった事情があるのかもしれない。
とにかく、Moroccoに着いてから空港内で両替手段を探すことになった。
僕は現金を持ってきていたので、それをそのまま両替所で両替。
同行した友達はイギリスの銀行のキャッシュカードを使い、現地ATMから現地通貨を引き出していた。
ここでまず驚いたのが、空港にあったいくつかのATMが空っぽで、お金が引き出せなかった事。そんなバカな。
事前に調べた情報の中に、ATMにお金が入っていない場合がある、と言うのは確かに見た気がするが、まさかいきなり目の当たりにするとは。
何はともあれ、無事通貨を入手。第一関門突破だ。
空港を出てからはバスに乗り、まずは滞在先のRiad(リヤド、リアド)に向かった。
Riad(Ryad, Riyad)とは、Moroccoに見られる宿泊施設の種別で、アラビア語で「庭」や「邸宅」を意味し、その名前の通り、古くなった邸宅をリノベーションし宿泊施設としたもの。(Wikipediaより)
Moroccoにご旅行をされる場合は、このRiadに滞在される事をお勧めする。宿泊費も安く、その割にはとても綺麗で、さらにMoroccoの文化や歴史を肌で感じることができる。日本で言えば、古い民家を旅館に改装したような感じ。
アメニティはRiadによりけりなので、ボディーソープ、シャンプー、リンス、歯ブラシ等は現地で購入するか、持参した方が良い。
空ATM事件を始めとして、そのRiadへの道中、様々なカルチャーショックがあった。
Marrakeshに降り立った瞬間からすぐに感じられることだが、異国感がとても強い。
イギリスとも、もちろん日本とも違う雰囲気から漂う、強い異国感。
道端に普通にラクダ、馬(や馬車)。
道路にはたくさんの土色のタクシー。
建物も、日本やヨーロッパのそれとは明らかに違う佇まいで、基本土色。
表現が適切かどうかはわからないが、日本のパチンコ屋さんやラブホテルのような見た目の建物もたくさん並んでいる。もちろん全部ではない。僕の乏しいボキャブラリーではそう形容する他はないと言うだけ笑。
関係ないけど今思えば、なぜか日本のパチンコ屋やラブホって、アラビアンテイストのところが多い気がするよね。
植物はヤシの木やたくさんのカラフルな花々など、トロピカルな見た目。
人々の服装も当然違う。
Star Warsのジェダイやシスが身につけていそうなフード付きのワンピースというかコート?、ローブと表現した方が良いのかもしれないが、そんな様なもの(カラーやデザインは様々)を基本的に身に纏っていた。そして女性はそれに加えてスカーフの様なものを髪の毛を覆うように身につけていた。顔全体を覆っているフルアーマーの女性は殆ど見かけなかったな。
今思えば、ふくよかな体型をした人は、男性女性ともに1人も見かけなかった。みな痩せていた。
バスを降りて、そこからは徒歩でRiadに向かった。
屋外の匂いは正直良いとは言えない。場所によっては鼻が曲がってしまいそうな香り。
馬などの動物の排泄物や売られている食べ物や香辛料など、様々な香りが入り混じった形容しがたい香りだ。
しばらく歩くと広場に出た。
無形文化遺産のJemaa el-Fnaa(ジャマ・エル・フナ広場)だ。
この広場には沢山の屋台が出ていて、その隙間を縫うように自動車・タクシーやバイク、馬車、もちろんたくさんの観光客や現地の人が行き来する、なかなかなカオスな場所だった。見た目も香りもよりカオス。
「車やバイクは道路を走るもの」という認識を即座に捨てなければ身の危険を感じるほど道路以外の場所を車やバイク、馬車が縦横無尽に走り回る光景には衝撃を受けた。
客引きも凄くて、新宿のキャッチや原宿の露店の外国人なんか可愛く見えるほど、5倍増しでアグレッシブで強引。
事前に調べた情報によると、Moroccoはアフリカ大陸にある国としては治安が比較的良い国ではあると言う事だった。しかし軽犯罪は多発しているようで、スリや強盗、ボッタクリには注意しなければならないと言う事だった。
基本的に、英語も通じないらしく、表記もアラビア語とフランス語のみ。
となれば、もしトラブルに巻き込まれれば、話し合いで解決することは難しい。
なんにしても、大荷物を持ったままでは太刀打ちできないので、それなりに緊張感と警戒心を保ちつつ、とにかく急ぎ足でRiadに向かう。
僕らのRiad周辺は細い路地になっていてとても入り組んでいた。その入り口にはISISと書かれた看板があったり、人気が少なかったりとかなり不安が募ったが何とか無事Riadに到着で一安心。
お部屋
ロビー
ラウンジ
屋上
-たくさんの良いお写真ありがとうございました。-
Riadの雰囲気はとても良かった。
部屋の鍵が南京錠1つだったり、セキュリティ面には若干の不安はあった。しかしそれ以外は問題はなかったように思う。
屋上で優雅にブランチを楽しむヨーロピアンの女性2人と少し会話をして、とても安心したのを覚えている。
さて、精神的にも身体的にも軽くなったところで、Marrakeshの街を探索だ!!
つづく。
次回モロッコ Day-1{2} マラケシュ(Morocco, Marrakesh)
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