モロッコ Day-1{3} マラケシュ(Morocco, Marrakesh) [放浪記。]
前回モロッコ Day-1{2} マラケシュ(Morocco, Marrakesh)
さて、気を取り直してMarrakeshの街を探索開始。
フナ広場からメディナと呼ばれる旧市街に向けて細い路地を進む。
細い路地の両サイドには切れ目なく、所狭しとお店が並ぶ。
この切れ間なしにお店が続く、網目のように張り巡らされた路地はスーク(市場)と呼ばれているらしい。
相変わらず強引な客引きが続く。アジア人と見るや中国語や日本語で声をかけて来る。
とは言っても会話ができるわけではなく、ただ知ってる単語を適当に言って来るだけだった。
おまけに油断していると前から後ろから、大荷物を引いたロバや大きい台車を引いた人やスクーターがやってきて轢かれそうになる。
立ち止まってるとすぐ客引きに捕まるし、人の往来も多いしで、なかなかゆっくり商品を見ることができなかった。お店に入るとすぐ店員が寄ってきて、買う前提で話が進むし....
基本的に向こうは高めの値段をふっかけて来る(ことが多い)ので、値下げ交渉なしでの買い物は有り得ない。
こうしてケチンボ日本人とぼったくりモロッコ人との熱い火蓋が切って落とされたのである!!!
・客引きを振り切る。
・値下げ交渉をする。
・何も買わずにお店から離脱する。
この辺りが主な攻防だった。
旅の中盤過ぎくらいで知ったことだけど、買う気がない場合は値段を聞いてはいけないらしい。暗黙のルール、なのかな。
ケチンボ日本人の僕としてはまず「値段」というものが「買う・買わない」を決める第一条件なものだから、ついつい最初に値段を聞いていたのだけど、どうやらそれがこの攻防をより熾烈なものにしていたのだなと言うことにその時に気がついた。
スークはメディナの中にも続いていて大変な賑わいだった。
ちなみにメディナとは「旧市街」のことを指す。
フランスの保護領となった折に、新しい街が形成されて行く過程で、もともとあった街を「メディナ」と呼ぶようになったらしく、どうやらモロッコ各都市にあるみたいだ。
ここMarrakeshのメディナと、後ほど訪れるFes(フェズ)のメディナは世界遺産に登録されている。
「よそ者は、迷い込んだら出て来られない」
そう言われるほど
メディナは入り組んでいて迷路のようになっている。
そんなリアルダンジョンにガイドなしで挑んだ我々は勇敢だった。
ただまぁ、今はGPSもあるしね。
無かったら確実に迷子になっていたはずだ。
それにモンスターなんか出て来ないし。
まぁ、手強いモロッコ商人とはよくエンカウントするんだが。
無事、命からがらメディナを抜けると、比較的に現代的な場所に出た。
歩道があって、道路があって、道路を車が走っている。
ただ、車が止まらない。
信号はちゃんとあったとは思うけど、それが記憶に全く残っていない。
何故なら車は止まらないからだ。
そのノンストップで走り続ける車の間を縫って道を渡らなければならない。
事前にインターネットでそのことは知っていたけど、現実に目の当たりにすると、かなりビビる。
モロッコの人々は道路横断のプロだ。
紙一重でひらりひらりと車をかわして行く。
ジェダイっぽい服を着ているから、僕らはジェダイと呼んだ。
「ジェダイについていけば大丈夫だ」を合言葉に知らないモロッコ人の動きに合わせて道路を渡る。
さすがはジェダイ。フォースの加護があるようだ。
そんなこんなで次に向かうは新市街地にある、あのイヴ・サンローランが愛したという「Jardin Majorelle(マジョレル庭園)」に向かった。
ここを造ったのはフランスの画家Jacques Majorelleさん。植物収集家でもあり世界中から植物を取り寄せて造園したそうな。そして彼の死後、デザイナーのYves Saint-LaurentさんとPierre Bergéさんが買い取り改修して、今の形になったそうな。
様々な植物と「マジョレルブルー(Majorelle Blue)」を初めとしたビビットなカラーの建造物。
僕にはよくわからなかったが、なんだか凄い空間だったのは確かだ。
僕の語彙力では形容は難しいので、写真でお楽しみください。
男なら一度は憧れる、天高くそびえ立つ立派なサボテン
一通り美しい庭園を堪能し、お腹が空いてきた。
時間的にも良い時間だったのでRiadに戻る道すがら、Koutoubia(クトゥビーヤ・モスク)を見学しつつ、その周辺のレストランを探すことになった。
KoutoubiaはMarrakeshにあるモスクの中では最大のモスクだそうだ。
確かに大きくて立派。特に天高くそびえたt....(もういいか)
良い感じのレストランが見つかったので入店、またタジン鍋を頼む。
モロッコのビール、カサブランカビールを頼もうと思ってが、残念ながら在庫切れだったので代わりにバドワイザーを頼んだ。バドワイザーもモロッコのビールだったんだね、知らなかったよ。
一通り観光し、お腹も満たされたので、Riadに戻ることになった。
その道すがらフナ広場を通ったのだけど、そこでビックリした。
なんと昼間とはまた雰囲気の違った賑わい。
フナ広場の本番は夜だったのだ。
ぎっしりと屋台がひしめいていて、すごく美味しそうな匂いが漂っておる。
失敗した!もうご飯食べちゃったじゃん!!
ランプやさんもすごく綺麗!!
己の無知を悔いる。調査が足りなかった。
失意の中Riad戻り、次の日は出発が早いので、早めに床に就くのだった。
つづく。
さて、気を取り直してMarrakeshの街を探索開始。
フナ広場からメディナと呼ばれる旧市街に向けて細い路地を進む。
細い路地の両サイドには切れ目なく、所狭しとお店が並ぶ。
この切れ間なしにお店が続く、網目のように張り巡らされた路地はスーク(市場)と呼ばれているらしい。
相変わらず強引な客引きが続く。アジア人と見るや中国語や日本語で声をかけて来る。
とは言っても会話ができるわけではなく、ただ知ってる単語を適当に言って来るだけだった。
おまけに油断していると前から後ろから、大荷物を引いたロバや大きい台車を引いた人やスクーターがやってきて轢かれそうになる。
立ち止まってるとすぐ客引きに捕まるし、人の往来も多いしで、なかなかゆっくり商品を見ることができなかった。お店に入るとすぐ店員が寄ってきて、買う前提で話が進むし....
基本的に向こうは高めの値段をふっかけて来る(ことが多い)ので、値下げ交渉なしでの買い物は有り得ない。
こうしてケチンボ日本人とぼったくりモロッコ人との熱い火蓋が切って落とされたのである!!!
・客引きを振り切る。
・値下げ交渉をする。
・何も買わずにお店から離脱する。
この辺りが主な攻防だった。
旅の中盤過ぎくらいで知ったことだけど、買う気がない場合は値段を聞いてはいけないらしい。暗黙のルール、なのかな。
ケチンボ日本人の僕としてはまず「値段」というものが「買う・買わない」を決める第一条件なものだから、ついつい最初に値段を聞いていたのだけど、どうやらそれがこの攻防をより熾烈なものにしていたのだなと言うことにその時に気がついた。
スークはメディナの中にも続いていて大変な賑わいだった。
ちなみにメディナとは「旧市街」のことを指す。
フランスの保護領となった折に、新しい街が形成されて行く過程で、もともとあった街を「メディナ」と呼ぶようになったらしく、どうやらモロッコ各都市にあるみたいだ。
ここMarrakeshのメディナと、後ほど訪れるFes(フェズ)のメディナは世界遺産に登録されている。
「よそ者は、迷い込んだら出て来られない」
そう言われるほど
メディナは入り組んでいて迷路のようになっている。
そんなリアルダンジョンにガイドなしで挑んだ我々は勇敢だった。
ただまぁ、今はGPSもあるしね。
無かったら確実に迷子になっていたはずだ。
それにモンスターなんか出て来ないし。
まぁ、手強いモロッコ商人とはよくエンカウントするんだが。
無事、命からがらメディナを抜けると、比較的に現代的な場所に出た。
歩道があって、道路があって、道路を車が走っている。
ただ、車が止まらない。
信号はちゃんとあったとは思うけど、それが記憶に全く残っていない。
何故なら車は止まらないからだ。
そのノンストップで走り続ける車の間を縫って道を渡らなければならない。
事前にインターネットでそのことは知っていたけど、現実に目の当たりにすると、かなりビビる。
モロッコの人々は道路横断のプロだ。
紙一重でひらりひらりと車をかわして行く。
ジェダイっぽい服を着ているから、僕らはジェダイと呼んだ。
「ジェダイについていけば大丈夫だ」を合言葉に知らないモロッコ人の動きに合わせて道路を渡る。
さすがはジェダイ。フォースの加護があるようだ。
そんなこんなで次に向かうは新市街地にある、あのイヴ・サンローランが愛したという「Jardin Majorelle(マジョレル庭園)」に向かった。
ここを造ったのはフランスの画家Jacques Majorelleさん。植物収集家でもあり世界中から植物を取り寄せて造園したそうな。そして彼の死後、デザイナーのYves Saint-LaurentさんとPierre Bergéさんが買い取り改修して、今の形になったそうな。
様々な植物と「マジョレルブルー(Majorelle Blue)」を初めとしたビビットなカラーの建造物。
僕にはよくわからなかったが、なんだか凄い空間だったのは確かだ。
僕の語彙力では形容は難しいので、写真でお楽しみください。
一通り美しい庭園を堪能し、お腹が空いてきた。
時間的にも良い時間だったのでRiadに戻る道すがら、Koutoubia(クトゥビーヤ・モスク)を見学しつつ、その周辺のレストランを探すことになった。
KoutoubiaはMarrakeshにあるモスクの中では最大のモスクだそうだ。
確かに大きくて立派。
良い感じのレストランが見つかったので入店、またタジン鍋を頼む。
モロッコのビール、カサブランカビールを頼もうと思ってが、残念ながら在庫切れだったので代わりにバドワイザーを頼んだ。バドワイザーもモロッコのビールだったんだね、知らなかったよ。
一通り観光し、お腹も満たされたので、Riadに戻ることになった。
その道すがらフナ広場を通ったのだけど、そこでビックリした。
なんと昼間とはまた雰囲気の違った賑わい。
フナ広場の本番は夜だったのだ。
ぎっしりと屋台がひしめいていて、すごく美味しそうな匂いが漂っておる。
失敗した!もうご飯食べちゃったじゃん!!
ランプやさんもすごく綺麗!!
己の無知を悔いる。調査が足りなかった。
失意の中Riad戻り、次の日は出発が早いので、早めに床に就くのだった。
つづく。
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