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ニュータイプ。 [おいどん in London]

久しぶりに、日本語でブログを書きます。

もうそろそろ2017年も終わりますね。
クリスマスが終われば、もうすぐ2018年がやって来ます。

日本では年末年始、大晦日・元旦が一大イベントですが、こちらではクリスマスが年末の一大イベントで、日本とは比べ物になりません。人によっては、一年をかけてクリスマスに向けてプレゼントを買い貯めていたり、クリスマスのために毎回借金を作って、それを一年をかけて返済し、また来年、という様な人もいるくらい、それこそ命をかけてお祝いします。



そして本日はBlack Friday。その由来や意味については詳しいことは触れませんが、つまり日本で言えば年末大セールの様なもので、お買い物が捗る日です。
クリスマスに向けてのプレゼントを買うにはとても良い日なのではないでしょうか。

かくいう私も自分用にですが!プレゼントを本日購入しました。

その名もfire TV stick!!!

Fire TV Stick (New モデル)

Fire TV Stick (New モデル)

  • 出版社/メーカー: Amazon
  • メディア: エレクトロニクス



在庫のある比較的近くのArgos(説明が難しいけど、日本にはないシステムの、なんでも売ってる電気屋さん?ホームセンターみたいなところ?)で購入いたしました。
さすがBlack Fridayだけあってものすごい人で、遊園地の人気アトラクション並みの行列でしたが、オンラインで先に注文、支払いを済ませてあったので、ファストパスさながら、長い行列に並ぶお客さんを横目に、ササっと品物だけを受け取って離脱しました。

注文したその日に受け取れる。いやはや便利。こちらは郵便?宅配関係が日本ほど優秀ではないのでとても便利。こんなに便利なサービスがあっても利用者がほとんどいなかったのがビックリ。
こちらの人の大半はきっとややこしいことが苦手で、物理的に直接的に筋肉的に解決したがる人が多いからかなぁ、、、と適当なことを考えながら家路に着きました。



これでようやく、先日たった£78で購入した40インチの大きい画面でNetflixが楽しめます!!!
やったーー!

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NIntendo SWITCHにゼルダにfire TV stickにネット環境、セントラルヒーティング完備。
ついに引きこもり環境が整ってしまった。
ロンドンにまで来て引きこもるとはなんたる贅沢!あとこたつみかん〓があればprefect!!!

まぁ英語のお勉強に関してはそこそこ順調なのでNo problem!
クリスマスが終わると、こちらロンドンは閑散としてお店もほとんど閉まってしまうので、引きこもるにはちょうどいい時期なのです。

普通は旅行などでヨーロッパの他の国に行って楽しむのが一般的です。
「せっかくヨーロッパに住んでるんだから、少しは旅行にでも行ったら?」とよく言われるのですが、全くその気が起きません。
というか僕に言わせれば、ここロンドンで日常生活を送ることこそが僕にとっての旅行みたいなものなのであり、人生経験に繋がるのではないかと思っています。

そんなたいした稼ぎもあるわけでもないので、(まぁそれはいつものことですが、)旅行に行くために毎日の生活を切り詰めるよりも、旅行などで散財しない代わりに日常を少し充実させて行くことに力を注ぐ方が精神衛生上も良いと考えています。

焼肉行って、パブで酒飲んで、家に帰ればゲームして映画見て、という風に。


過ぎたるは猶及ばざるが如し、何事もほどほどに、ですが。




わざわざ旅行になんか出かけなくたって、「海外で生活をする」というそれだけで十分いい経験になっている。それを認識しているかしていないかでは大きく違うと思う。

一番感じるのは人と人との距離感や、向き合い方。
こっちに来て一番痛感するのは、案外思っていた以上に人と人の間には壁がないんだな、という事。

その壁を作っているのは自分自身で、もっと言えば日本人の文化そのものなのだなと感じる。バス停でバスを待っているときにでも、普通にその辺を歩いていても、至る所に出会いは転がっている。今日も買い物に出た、実にたった30分という間に名前も顔も、もちろんあったこともない別の人間2人(もちろんお店の店員さん以外で)に話しかけられ、それぞれ実に取り留めもない会話をし、名前も知らないまま別れた。少なくとも僕の人生において日本ではこんなことはレアケースだが、こちらでは本当に毎日の様に起こる。

今日話したおばさんは、話の途中で通りかかったバスに乗っている誰かに手を振っていた。その誰かもそれに気づき手を振り返していた。親族か友達かと思いきや単に数回同じバスに乗り合わせただけの名前も知らない人らしい。こんなにも簡単に人は人間関係を築けるものなんだなと驚かされっぱなしだ。

僕が単に人見知りなだけかもしれないが、きっと日本ではそんなに多くはない事だと思う。最近は変わって来ているのかもしれないが。


言ってしまえば浅く広い付き合いかもしれないが、それの何がいけないのか。
深い付き合いの人間なんて1、2人いれば十分だろう。それが所謂Best man, best friendと言うのもなのだろう。

全然あった事もない人や親しくない人にでも、Bro.とかmate、buddyなんて気軽に言っちゃう人たちなんでお察しですが。


もちろん悪ではない、我々日本人の礼儀や遠慮というものは。しかし人と人の距離を遠くさせているのは確かだ。
もっとシンプルで単純でもいい様な気がした。これまで読まなくてもいい空気を読みすぎて、深読みしすぎていたのかと思うと、なんだか凄く損した気分。
そしてもし今、僕が英語がペラペラだったら毎日がきっと楽しいだろうと。
そうしたらもっと会話にも花が咲き、輪が広がり出会いにあふれた日常となるだろう。
それが何よりも悔しい。
しかし仕方がない。今持っているもので勝負していく他はないからね。

僕が今ペラペラに話せるのは日本語くらいなので、日本でそれを実行していけばいいと思うのだが、日本語で日本人相手に、というのは自信がない。不思議なもので、英語だとそれができる気がする
未だに日本人相手にはさん付けだけど、英語で日本人を交えて話すときは、下の名前を呼び捨てにしているのがなんとも滑稽というか、不可思議な現象だよねあれ。


仕事でも「外国人と一緒に働く」という事の難しさをより痛感している。まぁ勉強にはなってるし、幸か不幸か、その外国人たちを指導していくような立場にあるので、言葉や文化の壁をどう乗り越えて行くか、彼らを動かすにはどうすればいいのか、日本でやっていたのとは全く違うやり方が必要で、かと言って相手(の文化や考え方)に合わせ過ぎてもいけない。口はとても達者で自信満々な人が多いので、それに流されてもいけない。本質を見極めて、より上手く効果的に飴と鞭を使い分けていかないといけない。

日本と違って誰も(日本で言うところの)平等というものは求めていないし、そうする必要性も感じていないから、きっちり区別をしていかないといけない。空気も読まないし、その必要性も感じていない。仕事ができるできないにとどまらず、何が得意で何が不得意で、何がやりたくて何がやりたくないのか、仕事をしない人、仕事をしたい人、向上心のある人ない人、そういう人たちをきちんと分けて合理化していかないといけない。これは僕には権限はないけど、例えば給料に反映させたりするのが一番手っ取り早い。そして適材適所に振り分ける。


僕はもうどうしようもないくらい日本人だから日本人の感覚は捨てられない。
でもこれからより国際化していくなかで(いかない様な気もするけど)、より多くの(アジア外の)外国人が日本に住む様になれば外国人と働く機会がこれからもどんどん増えていくと思う。そんな時代の流れの中で日本人がこれまで生み出して来た質や価値観、感覚を維持しながら、外国人を手足の様に使っていくためには相当な困難が待ち受けているだろうと思う。


そういう未来がもし来るとしたら、今経験している「外国人との職場での向き合い方」というのが役に立つ日がくるだろう。「それ」が上手くできる様になった時点で「日本人」ではなくなっているかもしれないけれど。


海外で過ごすにあたって、海外に長く住む同じ日本人にこそ気をつけろ、という助言をもらったことがある。
同じ国の人と海外で出会うと安心する。無条件に信頼してしまう。そこを逆手に取られる可能性があるためらしい。
その人はきっと海外の人と渡り合うために逞しくなった、悪く言えば図々しくなったんだと思う。日本人だからというだけで空気を読んでくれるだろう、言わなくてもわかってくれるだろうと日本にいる時の感覚でいると洗礼を浴びせられるらしい、他でもない同じ日本人から。
彼らは言うなれば海外生活に適応した(せざるを得なかった)日本人のニュータイプだ。

もちろん全員が全員そうというわけではないだろう。そういう人もいるというだけだ。
世の中にはいろんな人がいる。

その辺りが不安といえば不安。
僕も少なからず、ずうずうし…、いや逞しくなった。
だから日本にまた戻ったときに、日本でまた上手くやっていけるだろうか、とたまに考える。
ま、でもそんなことを気にしている時点で、まだまだ日本人だな自分はとも思う。



先はどうなるかわからない。
結果が出るまで、それが正しかったか間違っているかはわからない。
全ての選択が全て裏目に出ているとしか思えない時もあるけど、まだまだ最終的な結果は出ていない。

今は自分を信じて、前に進み続けるしかない。
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