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ネタバレして良い? [感想・レビュー]

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ネタバレします。
ちょっと見るのが早すぎて、最後のジェダイについて語れる人がいないので、というかみんな僕を避ける苦笑、ネタバレを恐れて。


今後一生Star Warsなんて見ないよ!という人以外は去ってください。さようなら。
もう見たよ!って人は興味があれば見てください。






では。

前回申し上げた通り、とても良かったです。興奮しました。心がね。

そしてライトセイバーでの戦いは物足りなかった、と言いました。
しかし、それ以外の宇宙船や戦闘機での戦いはとても迫力がありました。さすが新世代のStar Warsという感じでした。

今回の3部作では、個人的にはポー・ダメロンが好きで、ジェダイでもなんでも無い普通の人間なのに、レイやフィンを差し置いて今のところ一番主人公感を醸し出していますね。イカしてます。
今作はそんなポーの見せ場からスタート。

ポーがたった1機で敵の大艦隊に向かって啖呵を切る。

そしてそれに応じる敵方のハックス将軍がポーに弄られます。
ポーがハックスをからかっているという事は分かりましたが、ここのやり取りは正直なんて言ってるのかわかりませんでした。みんな爆笑してました。
そこで、あれ?Star Warsってこんなに笑ったりする映画だったけ?と違和感を覚えました。



そこからの宇宙戦。
ポーが一機でスターデストロイア(?)を手玉にとります。
さすがエースパイロット。
描写だけを見れば、フォース補正なしであれだけ無双を行えるというのはきっと全盛期のアナキン以上の操縦テクニックを有しています。まさに一般人最強。僕が思うに全作通して最強のパイロットな気がします。

かくしてファースト・オーダーとレジスタンスの全面対決が幕を開けます。
しかしそのポーの過信がレジスタンス側の危機を招き....今回のポーの見せ場はほぼ序盤だけで、あとは空回りしていた印象。残念。



ファースト・オーダーの力は強大で、どんどんレジスタンス側の戦力は削がれ窮地に追い込まれていきます。
その中で、え?レイア死す!?という衝撃の場面がありましたね。
カイロ・レンもとい、ベン・ソロが父ハン・ソロに続いて、母レイアまでその手にかけるのか、と手に汗握る瞬間でした。これで彼は真のダークサイドに染まるかと思われましたが、彼は躊躇って辞めました。しかし安堵したのもつかの間、取り巻き奴らが発砲。レイア達の乗る宇宙船のコクピット大破。レイアは宇宙に生身で放り出されました。

このときは、うわーって思いました。名もない兵士に殺されるレイア。それで良いのかカイロ・レン!これは切ない。つかハン・ソロは殺せたのになんで!?というかレイア死んじゃった!!



と混乱していたら、レイア、フォースを使って帰還!!


へ?

ってなりました。
みんな拍手してたけど、またまた混乱。
そういう使い方もあんねや?ていうかレイアさんフォース操れるの?みたいな。

実際は生身で宇宙空間に放り出されたら、温度が低すぎるからか、空気圧がないからか知りませんが、血液が沸騰して内臓血管が破裂、身体は凍ってしまうとか。

しかしレイアは五体満足で帰還。フォースってすごい。
とは言え危篤状態でしばらく戦線離脱。


この辺の感じとか、お互いの存在を感じ合えたり、テレパシーみたいなので交信できたりするところなんか、新シリーズの新しいフォースの概念というか、どちらかというとガンダムのニュータイプのそれに似てるなぁって思いました。

前からそうだったけ?


監督ってもしかしたらガンダムとか好きなのかも?
というかガンダムじゃないけど、スノークって第一印象がマクロスのゼントラーディでした。特にEP7のときの巨大なポログラムの時は完全にゼントラーディ。

そもそもジェダイ自体は日本の侍だったり、禅の精神だったり、日本をモチーフにしている所が多いらしいから、ジャパニメーションの影響もありますよねきっと。衣装も着物っぽいのが多いし。
最後の方に出てくるスノークの側近の赤いやつら、まんま戦国武将みたいな甲冑のような格好でしたもんね!!


ジョージ・ルーカスがそうなのかな。
作品外のことはよく知りません。
まぁ実際ミーハーなんで、Star Wars自体のこともそこまで詳しく知らないんですけど‘`,、(๑´∀`๑) ‘`,、’`,、





そんなこんなでレジスタンス側がどんどん劣勢に陥っていく中、それとは同時進行で、レイは伝説のジェダイ、いや最後のジェダイと言ったほうがいいかな、ルーク・スカイウォーカーの元で訓練を受けることになるのです。

ルークにようやくたどり着いて、ライトセーバーをルークに差し出す、というEP7のラストの本当に直後なんですが、驚きと戸惑い、神妙な面持ちでそのライトセーバーを受け取るルーク。そのライトセイバーは、かつてルークがベイダーに敗れ右腕とともに切り落とされて喪ったものだったと思います。そしてそのあとダース・ベイダーから衝撃の事実を告げられました。そんな因縁のライトセイバー。まさか自分の手元に帰ってくるなんて、って感じでしょうか。

おお、どうなんの??!
まだ一言も喋ってません。

果たしてその第一声は何ていうのかな??

と固唾を飲んで待っている我々をおちょくるかの様に、受け取ったライトセーバーをまるでゴミを扱うかの様に、イラネ、ポーイっと放り投げて去っていきます。


えーーーーー、それ伝説の剣なんですけど!!
それこそNo————-!(ベイダーに衝撃の事実を告げられたときばりに)ですよ!
あの肩透かしには驚きました。大爆笑。

こういうおちゃらけたシーンが作中ちょくちょくあって、そういうところがディズニーっぽいとか思いました。とくにレイとルークの掛け合いの中に比較的多くありました。



ネットでは公開前、ルークは父同様、実はすでにダークサイドに堕ちてしまっているんじゃないか、とか、これから堕ちてしまうのではないか、とかっていう考察をしている人がいて、すごくその辺りに興味がありました。

実際蓋を開けてみれば、ジェダイは滅びるべきだ、とか言い出すルーク。
どうなのそれ、堕ちてるの?何なの?とヤキモキ。

何度も言いますが、英語字幕なしで見たので、セリフはほとんど何を言っていたかわからなかったから雰囲気でしかわかってません。(いつか日本語吹き替えか字幕版を見ようとは思っていますけど、)まぁ光あるところに闇がある、じゃないけど、ジェダイがいるからシスが生まれる、みたいなことで、いなくなったほうが平和なんちゃうの?みたいなことだったんでしょうか?

とにかく以前のルークとは別人になってて、レイとまったく噛み合わない。
宇宙の危機だって言ってんのに!いや俺関係ないし、みたいな。

一番弟子だったカイロ・レンの中に強大なダークサイドの素質が眠っていることに気が付き、愛弟子、と言うか甥っ子が闇に堕ちる前にせめて自分の手で、って思って悩んでいた結果、カイロ・レンが自身の身を守る様な形で(ちょっとやり過ぎだけど)他の弟子皆殺しにして、アカデミーを焼き払ってしまう。結果カイロ・レンという闇を作ったのはルーク自身でした。

親友と妹の愛息子の教育失敗で合わせる顔がないってんで隠居。

そしてきっとそれと同じくらいの、まぁ闇か光かはわからないけど、レイの中にもカイロレンに匹敵するフォースの力があることに気がつき、トラウマからか、やはり同じ過ちは犯すまいとレイに稽古をつけるのをやめてしまう。



孤独や怒り、マイナスな感情が闇の入り口。
レイは孤児だったので、孤独という闇を抱えていました。強大なフォースを持っているのはいいが、シスとジェダイは簡単に言えば、光と闇、立ち位置が違うだけで結局はほぼ同じ存在と言えます。
実際レイはその強大なフォースゆえ、スノークに狙われてしまいます。

ならばフォースを自在に使える様な存在自体がいなくなって仕舞えば、シスもジェダイもなく、争いも大きくならない。もちろん人は生来の気質で、争うことはやめられない。ならせめて強大な力を持つものがいなくなれば、争いは無くならなくても大ごとにはならない。
兵器としての、兵力としての、シスやジェダイ、フォースなら無くなった方がいい。

そうルークは考えたのだろう。
自分が最後の、ジェダイと呼べる存在としよう。
力を継承せず、誰にも伝えず、静かに人知れぬところで死んで行こう。
そう決めていたのかもしれません。


まるでメタルギア4のソリッド・スネークの様ですね。
自分がいるから争いが起こる、大きくなる。
次世代に語り継いではいけないものもある。





確かジェダイの教えでは、「何かに固執すること」を禁じています。
その執着は喪うことへの恐れを生み、やがて怒りや恨みに変わる、可能性がある。
仏教みたいですね。釈迦の教え?

結婚することさえも禁じられています。
一人の愛する人に固執して仕舞えば、例えばその人に不幸が起こったり、もっと端的に言えば、殺されたりして仕舞えば、怒りと悲しみ、孤独にとらわれ、復讐をしようとするでしょう。その時あなたの心は簡単に闇に落ちてしまう。

アナキン・スカイウォーカーは愛する母を殺され、愛する妻に裏切られ(たと思い込み)、暗黒面に落ち、ダース・ベイダーとなります。
ベン・ソロは政治に忙しい母、銀河中をふらふら旅をしてそばにいてくれない父の元で孤独を抱えていた(らしい。ネット情報)。挙句尊敬していた師匠に殺されそうになり絶望。暗黒面に落ち、カイロ・レンになりました。

そしてレイも両親に捨てられ(たと本人は認めていないけど)、孤独の中で自分の居場所を必死に探しているとても危うい状態。強大なフォースを持つがために、暗黒面に落ちたら大変。


強大なフォースを持つレイ。なぜ強大なフォースを彼女は持っているのか。それは数々の議論を呼んできました。ダース・シディアス(オリジナル3部作の大ボス)の子孫なんじゃないかとか、過去作に登場した、強大な力を持つ誰かの娘、つまりサラブレットなんじゃないかと噂されていました。


ルークがアナキン、ダース・ベイダーの息子だった様に。

これまで彼女のルーツは明かされてきませんでしたが、カイロ・レンがレイに触れた時に見たというビジョンでは、彼女のご両親は何処にでもいる「単なる普通の人間」だということが明らかになりました。カイロ・レンが彼女を絶望させ、暗黒面に引き入れるためのカバーストーリーであった可能性もありますが、過去作のヒーロー、ヴィラン達とは何の関係もない、本当にたまたま強大なフォースを持ってる単なる新キャラだということでした。何じゃそら。

これも大きな肩透かし。
ことごとく期待を、まぁいい意味で裏切ってきます。
みんなが求めていた答えではなく、予想外の答えで。

このような新しいStarWarsを作ろう!という監督の試みがそこかしこに見られます。



フォースとは何か。
修行の初めにルークがレイに問います。
レイは「物を動かしたり飛ばしたり、人を操ったり記憶を読み取ったりする特別な力」確かそんな感じで答えていましたが、そうじゃない、ルークは否定します。

「フォースとは生きとし生けるもの全てに宿る普遍のものだ。誰しもが持ってるものだ。何も特別なものというわけではない。」

だから、別にサラブレットでも何でもないレイがたまたますごいフォースを持っていたとしても不思議ではない、ということですね。みんな持ってるんだし。

これまではジェダイとかシスとか、フォースを持つ、というか扱うものは特別という描かれ方をしていましたが、新世代のスターウォーズは、「選ばれしもの」が活躍するという構図を廃して、誰しもが主人公になれるんだ!というメッセージを発信している様な気がします。

最後にフォースを自在に操って掃除をする奴隷(なのかな?)の男の子が登場してエンディングを迎えますが、(ちょっとEP1のアナキン役の子に似ていた様な気がするので、制作側の遊び心でしょうか)、アナキン・スカイウォーカーの再来(見た瞬間はそう思いました)と取るか、フォースというのはもはや特別なものでなくなって一般化されつつある、と取るかは人によると思いますが、よくよく反芻してみると、意図的には後者の様な気もします。

サブタイトル「最後のジェダイ」とはジェダイ=特別な存在という意味でもそうだし、ハンソロが去り、レイアも代役がいない限りは退場決定だろうし、過去作までのレジェンドはほぼ退場、残ったルークが最後、オンリーワン、スペシャルワンは最後ですよってことなのかもしれない。どっかのネット記事の受け売りですけど(˃᷄ꇴ˂᷅ ૂ๑)

キャリー・フィッシャーさんのご冥福をお祈りいたします。




何はともあれ、まぁ簡単にまとめると、今回の物語は、

ライトサイドの誘惑に抗いながらも、必死に悪ぶろうとする、(銀河を揺るがすほど壮大で何とも傍迷惑な)反抗期真っ只中のベン、もといカイロ・レン。

自分のアイデンティティが定まらず、自分が何者なのか、孤独の中で自らの居場所を求めもがくレイ。

そして過去の過ちに囚われ、執着し、良い歳こいて自らの殻に閉じこもる、引きこもりニートおじさんのルーク。



それぞれが光と闇の狭間で揺れ動く、その葛藤の物語だと思います。

きっと僕もまたその一人なんだと思います。
この世の中に住むすべての人間が光と闇とのせめぎ合い、葛藤の中で日々を生きている。
それは変えられないけど、要はバランス。そのバランスを上手く保とうよってそんなお話。

Star Warsって結局そんなお話。


さて、話を戻すけど、
ルークはきっと暗黒面に怯える反面、ダークサイドに片足突っ込んでしまっていて、身動きが取れなかったのだろう。

そこでまさかの登場!我らがヨーダ先生!!
過去に囚われ思い悩むルークに「そんなつまらんことにうだうだ悩んで、まだまだ未熟じゃの若いの、ホヒョヒョヒョヒョ」(爆笑)

ジェダイの大事な聖典をそれを保管してた木の家ごと雷一発!燃やしちゃいます。

ルーク唖然。





あんなもん、何の意味もありゃせんわい、悩むだけ無駄無駄。ルークお前さんダサいぞ(。・д・)☞)´Д`)プニョッ
的な?

かつての師匠のおかげで、かつてのルークが戻ってきた瞬間でした。
晴れてライトサイドに帰還したルークは、とんでもない(文字通り)離れ業をやってのける!!


別の星からフォースで作った(?)自身の分身を、何万光年って離れた他の惑星に飛ばして、さらにその分身で戦うとか反則でしょあれ。
歴代の中で最強のジェダイと謳われるだけあります。
間違いなく特別。スペシャルです。

流石に大技すぎて、最後には力尽きてフォースと一体になってしまいましたとさ。
次回作EP9で魂の存在としてまた出演があるかなぁ、エンディングとかでもいいよ。
ルークさん、何というか長い間お疲れ様でした。


ポーグ可愛かったね。
アイフルのチワワを超えました。

最後の大一番が繰り広げられた塩の惑星はすごく綺麗でしたね。白というかクリーム色のバックに、赤い鮮やかな噴煙!!
バトルフロント2に新規ステージとして追加されてるらしく、プレイ動画見たけど映画そのまんまの世界観でめっちゃ興奮した。心がね。
めっちゃやりてーーーー。今やったらすごく楽しいだろうなぁ。でもPSない(T ^ T)
SWITCHでもできるんだっけ?SWITCH版あるなら買うぞ俺は!!



この映画は新規のファンはもちろんのこと、僕みたいなミーハーも、オリジナルへのリスペクトもすごいので、コアな古くからのファンもきっと大満足の作品だったに違いない。


ライトセイバーの戦いはEP9に期待。
今回は「迷い」の物語だったから、そういう意味では動きに迷いがあり、爽快さは欠けていた。
次はみんな吹っ切れていると思うので、良いライトセイバーファイトを見せてくれることでしょう!


スノークはあれで終わるわけはないので、確実に復活するはず。あんな未熟なカイロ・レンに、不意をつかれたとはいえやられるわけはないしね。そんなのお見通しよ。
本当にあれで終わりならがっかりすぎるよ!!


ルーク同様、影分身パターンかもしれない。
この期待も裏切ってくるのかな?
しかしこのまま行けば他にラスボス足りえる人がいない。
カイロ・レンはラスボスにするにはヘタレすぎてあかんわ。

ぽっと出の大ボスはやめてくれ!


とにかく次のEP9が待ちきれません!!

それではネタバレたっぷりなブログにお付き合いありがとうございました。
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