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ゼロファイター。 [感想・レビュー]

「アナと雪の女王」に続いて、レンタル解禁ということで映画版「永遠の0」を観ました。

原作の感想はこちら



やっぱり映像だとわかりやすい。
視覚的に、より直感的に感じ取れる。

戦争というものは実際に体験していないし、難しく馴染みのない言葉や地名というのは文字で見てもあまりピンとこないし、想像で補うのは難しい。
原作を読む折には言葉の意味や地名を調べながらだったので、そこそこ苦労した。
零戦やグラマンに始まり、その他戦闘機や戦艦や空母、兵器諸々に至ってはネットで画像検索を駆使ししながら読んだものです。


しかし実際に、まぁCGとはいえ実際に動いているのを見ると印象もだいぶん変わり、感動ものでした。






内容についてですが、原作とは多少違う印象は受けますが、概ねそのまま映像化されていたと思います。




改めて思ったのは、「命」というものの尊さ、意味。

たくさんの、それこそ数え切れないほどたくさんの思いや人生、無念の先に僕たちの生きている今があるということ。
命のバトンは繋がっていて、僕たちに確かに届いている。

戦争ではたくさんの命が失われました。
日本をさらにより良く変えてくれたかもしれない人々の命が失われました。

SMAPの歌じゃないけど、あの頃の彼らの夢見た未来に僕らはちゃんと立っているだろうか。
この国のために命を捧げた彼らに胸を張れるような日本を作れているだろうか。


当時と比べればびっくりするくらい豊かで平和になっているかもしれない。
しかしこのまま次の世代にバトンを繋いで良いものだろうか。


生き残った者に出来ること。
生き残った者がやるべきこと。
その流れを汲み、その意思を継ぐ僕たちは全く何やってんだろうね。






久蔵さんは何がなんでも生き残りたかった。
家族の元に戻るために何としてでも死にたくはなかった。
しかし教え子や次世代を担う若者が犬死にして行くなか、それに目を閉じて耳を塞いでその犠牲の上に自分だけが生き残るのを良しとしなかった。






戦争を生き残った人の数だけ、一本の映画にしてもいい位の物語があった。
その物語を終わらせず続けることが、最低限僕たちがやるべきことだ。


戦え!ゼロファイター!!
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